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中国では、お正月を迎えると“新年好、新年好”(シンネンハォ、シンネンハォ)と言って挨拶をします。日本語で、新年明けましておめでとうございますと言う意味です。
しかし、日本を除くアジアの多くの国では、旧暦での春節が、お正月です。今年は2月7日となります。
10年前までは、1月1日のみ休日扱いでしたが、数年前から3日間の連休になりました。
政府からの発表指導で、今年は、12月30日〜1月1日が休みとなりました。
春節での年越しそばは、餃子です。家族で手作り餃子を作って食します。カウントダウンが始まると、街中のいたるところから花火が上がり、爆竹が鳴り響きます。隣にいる人の声すら聞こえない程に凄まじい音です。中には、道路の中央で花火をあげる人もいますが、走っている車は止まって、花火が終わるのを待ちます。決して怒ってはいけないそうです。
春節休みは、大型連休として政府から発表されますが、2~3週間前です。その都度、数億人の民族大移動が行われます。内陸部奥地から沿岸部の開発地区へ出稼ぎに来ていた人々が郷里へ帰省します。列車で2日間、バスに乗り換えて数時間といった人も珍しくありません。
そんな遠隔地への帰省の人のために、2週間も休みにする会社もあります。
都市部の人たちも一家揃って観光に出かけます。
鉄道駅やバスターミナルは、こういった人々で混雑を通り越した大混乱となります。
乗車する列車が到着すると、車掌の静止誘導等聞かずに我先にとドアに群がります。降りる人など完全無視です。窓を開けてもらって、お土産を入れた大きな袋をまず車内にぶち込み、次いで人が乗り込む光景は、殺気だっています。
今年もこんな光景が展開されるのでしょう。しかし、最近は、窓が開かない車両が増えてきました。少しはマシにはなるでしょうが、まず停車時間を長く取って、降りる人を降ろしてから、乗車待合室の改札口を開く方法に変えないと、どうしようもないでしょう。
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