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【1063】で元琴急1型→名鉄モ180型について書込みをしたところ、N大鉄研OBの方から「モ181、182の他にも台車を振替えた車がないだろうか」との質問があった。質問された方は、モ180は、昭和45年に美濃町線の複電圧車モ600の製作過程で、下回りを譲って廃車されたものと思われていた。当初は「元々名鉄のことは全然知らんし、ましてそんな難問判る訳ないやろ」と思って暫く放っておいたのであるが、やはり気になるので、古いネガを探したところ、モ183、184、185の写真が出てきた。あと1両、モ186→ク2161も撮影した記憶はあるのだがネガが見当たらない。
結果は次の通りである。
モ183 ブリル27−MCB−1に振替 48年1月21日確認
モ184 D−12 48年1月21日確認
モ185 D−12 45年10月4日確認
以上モ181、モ182を含めて、3両の台車振替が確認できたのであるが、モ600型の内D−12を履いていたのは、モ603〜606の4両であと1両分足りない。これについては、モ186→ク2161を廃車にして捻出したのではないかと思うが、真相をご存知の方はお教えいただきたい。
モ600型はモ180型の台車を流用したものの、モ180型は別の車両の台車を貰い、引続き使用された。詳しい流れは未調査であるが、モ600型の代替で廃車になったのは、モ500型と三重交通神都線からきたモ540型ではないだろうか。モ180型が廃車ならずに別の台車を貰って生き残ったのは、車体が頑丈でサイズも揖斐・谷汲線ではピッタリであったのと、600V区間のローカル線といえども車両に余裕がなかったのであろう。モ180型の新しい台車の出所は、恐らく廃車になった600V区間の木製車であると思われるが、こちらについても真相をご存知の方は是非お教えいただきたい。
モ600型はモ606が最後まで残ったが、先に廃車されたモ601がモ512、モ593と共に旧美濃駅に保存されているので名古屋方面に行った時に見学に行きたいと思っている。D−12を履いていたモ606も、未だ解体されていないのであれば、是非保存していただきたいものである。
写真1 モ182 48年1月21日 美濃北方
写真2 モ183 48年1月21日 黒野
写真3 モ184 48年1月21日 黒野
写真4 モ185 45年10月4日 黒野
写真5 モ852 48年1月21日 新岐阜
【写真1.jpg : 29.0KB】
【写真2.jpg : 116.5KB】
【写真3.jpg : 31.4KB】
【写真4.jpg : 17.3KB】
【写真5.jpg : 31.4KB】
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