|
出演:1961年度 魚住鉄彦
1962年度 吉田 麹
1966年度 小咄純爾
1967年度 澤村旅也
最終回 ホタルイカ
【旅也】到着後博物館に戻り、体験学習会はアンケートを提出して解散です。そこで今朝目を付けていたCD-ROMとビデオを購入しました。「立山砂防工事専用軌道の全て」というタイトルのCD-ROMは運転シミュレータまで付いていて結構おもしろいものです。面倒くさいならツアーで前方展望を眺めているだけでも大変楽しく、単調な部分は早廻しになっていて、退屈せずに終点の水谷平まで連れて行ってくれますし、歴史順に過去の車両の紹介やデーター集もあります。この博物館で常時販売しているようでしたので、体験学習会に参加しなくても手に入れることが出来そうです。
17:12発の富山行きは元京阪の10030系2両編成。各停ながら良く走り、なんやかやという内に18:16富山着。明日早く豊橋出張予定の魚住さんとはここでお別れです。で、最終のサンダーバードまで時間のある京都組の3人は駅ビルの2階へ。ホタルイカの塩辛(≒沖漬け)と流行りの芋焼酎がこの上なく旨かったことは言うまでもありません。
帰ってきて改めて思うのは、カルデラの見学など、どうでも良いと思っていたのは間違いで、カルデラの自然がこの軌道を生んだ事実を考えるとき、車両の面白さに目を奪われがちであった私の鉄軌道の趣味に今回のこのツアーは新たな切り口を教えてくれたようです。
【麹】最後にこのツアーに参加し、意外であったことを列挙したい。
1. 一般人(特にトロッコフリークとも思えない人)が多かったこと
2. 立山カルデラ博物館の建物の豪華なこと
3. 立山カルデラ一帯の自然の凄さ
4. あのあたりの常願寺川が60%(600パーミル)の傾斜であること
5. 上記に伴い、未来永劫延々と多額な税金(年30億円程度!?)を使い、ダムを作り続ける構図が出来上がっていること
6. トロッコ及び線路の手入れが素晴らしいこと(さすがに国営!)
7. トロッコの乗り心地が意外に良かったこと
8. スイッチバックのポイント切り替えが自動と聞いていたが、そんなに複雑なものでなく、単にスプリングポイントの向きを列車の向きに合わせて設定しているだけのこと
9. 樹木が育ちすぎて、18段スイッチバックの全貌は全く見られなかったこと
10. 閉塞方式が極めて単純に設定されており、目視だけで続行運転をしているが、多分事故はよく発生しているものと思われること
11. 同様にスイッチバックの車両限界が極めて短いので、やはり事故はあろうと思われること
【旅也】6回に分けて長々とレポートさせて頂きましたが、やはり最後に落ちがついていました。なんだか調子がおかしいと思っていた私のEOSはシャッター幕に内部の油(の様なもの)が付着、写っていたのは半分以下という有様で、ご紹介した写真は何とか写っていた数少ないショットから選んだものです。そういえば我が家にある別のEOSも同じような不具合を起こしていて、森ノ宮の修理センターに持ち込んだところ、経年劣化によってゴム部品が煮えてしまったためとの説明で、2台ともシャッター幕の交換となった次第です。初期のEOSをお持ちの方はご注意を。
(おわり)
前回添付しましたムービーファイルへのリンクですが、ダウンロード後画像が現れない場合はブラウザの更新ボタンを押してみてください。
【カルデラ.JPG : 277KB】
|
|
|