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去る22日に業界の総会が南知多町の内海であった。中部国際空港を見たかったのでこの地で開催させることに成功。難波7:30発のアーバンライナーに乗車する。八木・名張と早起きの方々がけっこう乗り降りする。R150ぐらいの中川短絡線をそろりと抜けると津である。連絡バス10分弱で出来たての津新港に到着。岡山県の両備運輸が運行する津エアポートラインに乗るのだ。岡山電軌が南海貴志川線を引き継ぐように岡山の運輸業は他県進出で元気いっぱい。10時発に予約してあって良かったが、10時11時とも満席である。桟橋で乗船客を見ると旅行者らしきのは四分の一ぐらいで、残りは往復3780円払って空港見物に行く人みたい。双胴の高速船カトレアは四十分でセントレア港(写真)に着岸。桟橋から
歩いてニ三分でコンコースへ。コンコースの中心に名鉄の改札口があり、すぐホームの電車が見えている。鉄道のホームが同じ階でバスや自動車からのアクセスより短いのは大変便利な設計である。食事処はどこも長蛇の列で目指すエビフリャは最短行列のライスカレーに取ってかわる。メニューが4400円のランチのみという展望食堂は行列なし。空港見学を済まし、開港記念のパノラマカードを買って12時35分発の急行新可児行を待つ。やってきたのは7000系パノラマカーで、先頭車へと急ぐが鉄ちゃんがいて二列目に座ることに。
7000系が空港へ入るのが珍しいのかホームで写真を撮る人(写真)が四五人徘徊していた。
7000系パノラマカーは「鉄道ファン創刊号」の表紙を青い空をバックに赤い車体で飾った
忘れがたい電車である。1961年7月号だったから四十四年前のことである。七月末では京都市交通局のN電こと北野線が廃止されている。創刊号の巻頭には当会重鎮の湯口徹先輩の撮られた瀬野・八本松間の大カーブを登る後補機を従えた上り202列車かもめ号の勇姿の写真が載っていた。ニコンS2・ネオパンSSの懐かしいデータ付記とともに「客車の鬼」や「客車の仏」と言われた人々も涙する客車列車最盛期の光景である。さてパノラマカー先頭展望席から見る光景に時節柄やはり緊張するも太田川へ到着し、全車特別車の内海行き特急に乗換える。富貴で河和への線路と分かれ複線の線路敷であるがほとんど単線のままの知多新線をすすみ13:37に廻りの田舎風景に溶け込まない四線もある大きな高架駅内海に到着した。駅前はバス停と高架下に一軒の軽食堂以外に何もなかった。
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