|
ジャカルタで電車を見たあとは、娘が生活の拠点とするバンドゥンへの移動である。
彼の地は鉄路でガンビールより170km、標高700mの高地にある人口150万の古都である。パンフによれば二種の旅客列車がある。
アルゴ・グデ号 1等のみ70000ルピア(795円)9往復 所要2時間45分前後
パラヒャガン号 1等60000、ビジネス40000 12往復 所要3時間前後
いずれもDL牽引で、ガンビールで出発したアルゴ・グデ号は客車8両、内1両は食堂車であった。(p21)
残念ながら成田発3人を加えた8人は小型バスでの移動となった。
夕闇の高速道路は満杯の中、50分ばかりで一般道路へ。九十九折りの上り坂には道に面して間口広く奥行き浅い店舗が連なる。大阪駅地下道の土産品屋街の様だ。
標高1000mを超えた地点が峠で、イスラム寺院が煌々と照らし出されている。バンドゥン到着は日変わり時であった。所要5時間の道程。
明けて30日、乙訓の老人は満67才となった。
朝から市内観光。踏切を渡る。その先に場内信号器を発見。通訳に駅に連れて行ってほしいと懇願したら全員参加となった。駅ロータリーに小型SLが展示されている。
銘板のメーカー名はVIRM.HARTMANN.A.G.CHEMNITZ、軌間750粍だ。(p22)
ここでも1500ルピア払って構内に入る。床ホームと低床ホームがあり、その間が通路になっている。低床ホームに停車中の8連の1両の屋根上に男がいる。(p23)何をしているのかと近寄れば、大屋根に配管された水道栓から各車に給水作業中。
|
|
|