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MOLLIその2
Ostseeに面した保養地Bad Doberan HeiligendammやOstseebad Kuhlungshornへは自動車、それもキャンピングカー牽引も多いが、DBからこのモーリーに乗換え、道中を楽しむのが正当?ルートらしい。Bad DoberanでのDBとの相互乗換客はびっくりするくらい多いのは、早朝夜間以外10両11両の客車連結が示しており、デッキも一杯である。長期滞在客は食料買出し等にBad Doberanに何回もやってくるから、例えば大井川鉄道井川線と違い、列車にはそれなりの生活臭いがあるのがいい。
Bad Doberanの町を抜けると、街道―それもうっそうたる並木道―に沿って走り、Kuhlungshornにはまた石畳の併用軌道があって、いかにもかつて馬車鉄道であったことを彷彿させる。2枚目の写真は21時ころの撮影だが、まだ明るい。道沿いのレストランのテラスでビールを飲みながらも撮った。周りや街道沿いにいっぱいホテルの類があり、より取り見取りだとタカをくくって油断したのが間違いのもとで、最短でも1週間単位の貸部屋か貸家ばかり。それからあわてることになる。
結局英語は通じないが親切な婆さんから、清潔さには何の問題もないがおよそ温かみのない、いかにも東ドイツらしい、高級官僚か高級軍人・その家族専用であったホテルを見つけたのが真夜中近く。それもダブルしかなかった。部屋を見て仕方ないなと思ったが、フロントの女性は気の毒そうにロフト(屋根裏)ならツインがありますという。勿論そっちにした。2日後Zittauなる町で、汚い極安宿の湿ったダブルベッドに相棒と同衾?する羽目になるのだが。
昼間の列車にはSalonwagenが連結されており、正規運賃とはまったく別建てで6マルクをふんだくる。通常客車の座席を2人・1人に、簡単なテーブル、カーテンをつけたものだが、ビールやワインが飲めるのは結構この上もない。
【バートドベラン駅.jpg : 65KB】
【併用軌道.jpg : 59KB】
【サロンワーゲン.jpg : N/A】
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