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【617】おじん2人ヨーロッパ軽便 その8-8
 湯口 徹  - 06/8/23(水) 17:07 -
  
Ostfriesechen Inselbahnen 3-1 ランゲオーク島鉄道(その1)

ヴァンガーローゲ島にお別れし、DBの連絡船で本土に戻り、駐車場のレンタカー車内に干していた洗濯物を片付け、次の目的地ランゲオーク島へ渡るべく、E-Bensersiel へ。西へ約16km、25分で到着した。

ここでまた駐車場に車を入れ、駐車料は2日分8.5ユーロ。乗船料は例の自然保護負担金カード共19ユーロ。島内列車には自由に乗れる由。

船着場に接続して町への列車発着場がある。周り全体が真新しく、鉄道、駅、車輌を含めた一式を、やはり1994〜95年ごろ徹底的に手を入れたようである。
つまりはそれだけ素朴さが消え、客車も実に綺麗でカラフルなだけ、余計オモチャっぽいのは致し方ない。かつては3扉のディーゼルカーもいたのだが。
現在の列車は前後に赤い凸型ディーゼル機がついたプッシュプル=総括制御で、機関士は前頭車のみ。

船着場から町までは、ヴァンガーローゲ島ほどの景観はなく、一見荒野のような一面の草むらである。途中にレストランかカフェかが1軒ポツンとある。しめしめ、列車撮影中ここでビールが飲めるゾ。

町の駅も真新しい感じ。裏側の緑地に内燃機関車が1両保存されていた。町には自動車が一切なく、馬車がいた。保養客はやはり幼児を木製カートに乗せて引張っている。島で貸してくれるらしい。

案内所で先ずは宿の確保。列の3番目なのに、順番が来るのに20分かかった。イタ飯屋?の2階で、ツインはないとのことだったが、部屋を見るとシングルが2つ接したダブルだったので、一部屋にする。
[564][578]にも書いたが、ドイツでダブルとは、大方がこのような(我々がいう)シングルを2個並べたもののようだ。部屋代は87ユーロ。

列車がこんな具合だから、あんまり気合を入れて撮影、というものでもない。しかも天気が猫の目のように変わり、雨が降り出したので、先程目をつけていたカフェで雨宿りし、ビールで一息入れる。

夕食は宿の1階のレストランで白身魚、それも1人前だと食べきれないので、何とか半人前(子供バージョンだそうだ)にしてもらった。それに勿論ビールのお変わり共で10.99ユーロ。


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