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今度は古い写真をご覧頂きたい。
まず1枚目は富岩鉄道10で、ラジアル単車。マウンテン・ギブスンの台車に何やら補強しているようには見えるのだが、年金生活者には詳しくは分からない。この線は富山付近以外ほぼ一直線だから、ラジアル台車なんか必要があるとも思えないのだが。買収時点では姿を消していたらしい。
次いでセミボ20と21。後者は何故かヘッドライトをお臍に付け替えており、おでこが淋しい。この2両は半鋼製なのに床下にトラス棒がある。
この3枚の撮影は何れも若林美雄氏、1940年9月18日、城川原である。なお先回の戦後写真もすべて城川原。今ではすっかり狭くなってしまったが。
最後に木製のボ1をご覧頂くところ、写真が得られず、富山地方鉄道での姿で代替しておく。妻面原型は5枚窓だが、ご覧のように3枚に改造されている。撮影は1954年3月だから、52年前である。
最新式の極低床トラム快走の半世紀或いはそれ以上前、同じ区間をこんな電車が走っていたんでありますぞ。
乙訓のご老人! 解説をどうぞ。貴老の義務ですぞ!
【富岩鉄道10.jpg : 94.5KB】
【富岩鉄道セミボ20、21.jpg : 171.5KB】
【旧富岩ボ1.jpg : 113.2KB】
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