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続々と直近の話題が掲載されるところ、顰蹙買うはもとより承知の上にて、我が書斎の片隅にあった古ぼけたキャビネット中より発掘せられた骨董を投稿いたします。
昭和8年10月、京都市下京区東中筋六條上ル 京都の実業社 が発行した「現勢鳥瞰圖京都百面相」という書物で、寺社仏閣から名所旧跡、諸産業、各界人物等を63に分類し、相撲番付に見立てて、位付けをしております。
巻頭に曰く、我京都は千有餘年の古都にして、山紫水明、風光明媚、名所舊跡、靈域至る處に散在し、從つて内外の觀光客四時其跡を絶たず、是を以て其風土記、名勝誌乃至巡遊案内書の世に行はるゝもの大小、精粗、繁簡其數蓋し擧げて數ふべからざるものあり、云々。本書刊行の趣旨其の缺陷を補ふに存するものと云ふべく(後略)。
この掲示板に馴染むものはと頁を繰るに、『乘物・市電主要停留所番附』を見いだしました。
路線については順当なるも、停留所にあっては、河原町丸太町が何故小結なのか、当時を知らぬ者としては興味があります。
これだけではつまらぬので、もう一つ『學校番附』を掲げます。
是は当然と云うべきか。我が同志社大学は、西の横綱を張っております。
『藝妓番附』もありますが、知る由も無いので割愛いたしました。
【番付乗物s.jpg : 179.7KB】
【番付学校s.jpg : 226.6KB】
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