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永らく動きの無かった加太会ですが、桜の満開とともに活動の便りが届き
ました。加太会の創始者のおひとりである鶴紘明氏(DRFC1960OB)が
電網上にミニアルバムを開設され、蒸気機関車が走っていた頃の加太の写真を
公開されました。
加太会は小海線を愛する会とともに、ご当地愛好者集団として一時期DR
FCのなかで隆盛を極めた組織です。幾多の優秀な鉄道狂を世に送り出し、
松下村塾や松下政経塾にも負けない働きをしました。創会当時、勤労青年や
苦学の学徒が一日の労を終え、最終列車の白熱燈のもと加太駅を目差した
ものです。真っ暗な夜道をものともせず旅篭とする村田屋へとたどり着き、
一番列車を待ちました。しばらくの間は、名阪国道建設の道路工夫と同宿と
なっていたこともありました。
「特急あすか」「急行大和」「準急かすが」「鳥羽快速」などが走り抜けた
のも今は昔、「急行かすが」も3月17日で消えてしまいました。終焉間近
には4両編成で、お名残乗車の指定席料を稼いでいました。その他加太の近況
としては、同じく3月17日を以って三往復残っていた中在家信号所のスイッチ
バックを利用しての営業列車の離合も無くなっています。
余談が長くなりましたが、鶴さんのミニアルバム「蒸気機関車山路を行く」
は下記のURLでご覧いただけます。奈良機関区のC5756がひく急客203
「大和」や亀山機関区のC57148のひく「鳥羽快速」など懐かしい写真が
楽しめます。中在家信号所も載っています。
還暦を過ぎても、ヒマを持て余さないOBの方々はお元気です。これからも
世人のために御報謝いただくことを期待したいものです。黄金週間は古い写真
を探す良い機会です。若かりし頃に撮った写真をアルバムにしてみませんか。
鶴紘明著 ミニアルバム「蒸気機関車山路を行く」
http://www.k4.dion.ne.jp/~tsuru または http://www.photoback.jp
【沖中忠順氏撮影.jpg : 262.4KB】
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