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５度目の日向行は１９９７年初夏、又してもシーガイアでのゴルフ目的の総会である。バブルは弾けたのに過去の積み立てがあるらしい。観光組のコースもおなじ。これに老人がのるわけがない。１年前にJR九州は宮崎空港線を開業している。今回の友人はこいつだなと、貸切バスの皆さんに手を振り宮崎駅へは路線バスとした。高架ホームでぼんやりしていたら、真っ赤な７１７系２連がやって来た。SUNSHINE号と名付けられている。車内へ足を踏み入れビックリだ。（P21）お化け屋敷、はたまたUFOかいな。老人には馴染めないインテリアである。
田吉と言う知らない駅で下車。炎天下の中とぼとぼと日南線沿いの街道を空港線分岐点へ急ぐ。今一つアッケラカンとした分岐点だが、空路の下に位置するため架空線用の電柱が低い（P22）。この辺りでウロウロすること約４時間。朝食は茶粥に生中二杯だったから、腹は減るやら喉は渇くでフラフラとなった。老人は糖が出ていると健康診断で宣告を受けたのは、厄年を数年後に迎える頃であった。それなのに「おーいお茶」一本とは自殺行為に等しい。「にちりんシーガイア」が来る前に身を起こし、７８７系キャッチするや畑を潜り抜け空港駅に一目散、折り返し前にと急いだ。間に合ってやれやれ（P23）。これにて今回は目的達成。空港内の食堂で先ず生中一杯、うまい。そして地鶏の親子丼でもう一杯。ゴルフ組が転寝の老人を起こしてくれた。
次回は「三八豪雪」に付いて、あれこれ話を展開しようと思う。ご期待あれ。
【P21.jpg : 101KB】
【P22.jpg : 94KB】
【P23.jpg : 101KB】
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