|
私事ですが私の家内は一級の身障者です。手帳を使うと鉄道運賃が同伴者を含めて半額になると言うのです。いままで利用する事はしなかったのですがこのほど大阪まで行く事があり二人で試してみました。ところがその対応に大きな違いがありまして驚いています。
まず国鉄ですが自販機にその機能が付いていないのです。緑の窓口へ行くと長蛇の列で、やっと順番が回ってきて買いましたが窓口の職員が言うには自販機で子供料金で買えばいいとの事。なるほど半額ではありますがなんか割り切れないのです。当然キップには「小」の字が入りますしたしか改札機では身長をチェックするのでは?身障者が威張り散らしているのは不愉快至極でいやなのですがこの対応もなにか馬鹿にされているようでいやでした。
次に阪急、これは自販機に身障者対応の機械があり、そのマークを押せば買えます。これはいいのですが次に自動改札をそのまま通れました。これはおかしいのでは?つまりだれでも半額で買える事になります。因みに大阪地下鉄も同じでした。
最後に京阪、これが一番快適です。買い方は阪急と同じですが自動改札を通る時にブザーが鳴り係員にご連絡下さいのメッセージが表示されます。改札口の係員に障害者手帳を見せると「ありがとうございました」と頭を下げてくれました。
身体に障害を持つ事は家族にも分からない苦労と心痛があります。社会はそれを少しでも助けるためにいろいろと助成をしてくれます。しかしそれはみんなの税金でまかってくれるものですから決して障害者の権利ではありません。出来るだけお世話にならないように気をつかっています。また感謝もしています。しかし使いにくかったり明らかに面倒くさがっているように感じさせてはこれも問題です。
この会には鉄道に関係する方も多くいますがこのような検証はしてみる必要があるのではと考えます。
身障者の方もラッシュ時にわざわざ車いすで乗車するなどということは遠慮するぐらいの配慮が必要です。お互いが譲り合い相手の立場を考えて感謝しておればいい社会になるのではと考えました。
|
|
|