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TPC=Transports Publics du Chablais その6―AOMC=Aigle-Ollon-Monthey-Champery
エイグル発着の3番目、国鉄駅に最も近いプラットホームがAOMCで、色は赤と白、850V直流。以前記したが、つい最近までエイグルではやや中心を外れた市街を併用軌道でエイグル駅前入りをしていた。現在では国鉄線に張り付いて専用軌道が新設されている。
3扉の電車、といっても、中間扉は片方に偏っている。恐らくは狭い方が以前喫煙可だったのではないか。今では当然全車禁煙である。また窓下の青いピクとグラムは、車椅子、自転車、スキーを手荷物室内に収納可、それに禁煙を示している。
Chalex (シャレ?)まで新設軌道が1.2kmほどあり、ここに車両基地があって、車窓から2軸の木製車体電機がいた。ただし周囲に民家も何もなく、鉄道関係者だけしか扱わない専用?停留場のようだ。
ここから一旦山の方へぐるりと迂回しオロンに立ち寄り、国鉄をオーバークロスしてモンティの町へ。ここでは線路がかなり広い道の片側に敷設されている。その手前の Collonbey はやや古い町並みで、民家の階段を勢いよく下りた途端に電車に出くわしたら危険であろう。
町の終点の一つ手前で分岐があり、ここから谷筋に分け入って最急135‰のシュトルプ式ラック区間が3か所を経、終点のリゾート地シャンペリに到る。ここの標高は1,043mで、当然のようにその先にロープウエイがある。
電車は短いのやら、長いのやら、新しい永久連結2両編成など。後者は両端の台車に動力を集中させた2/4で、連結面側の車輪径を小さく=その分床を下げていて、他線にも見られる新しい電車の傾向でもある。
このところ連日夕刻に雷雨があり、おまけに小生のチョンボでエイグルに帰る電車を1本逃がし、停留場の屋根の下で雨を逃れながら3人がぼんやり40分ほど待つという情けないことになった。
出発以来9日目、最年長の小生はやや疲労が目立ちだした。おまけに若い頃過労で複数回発症した腰痛の気配の如き予感も。あとの2人は元気そのもので、+1人氏は翌日早起きして往復3km以上歩き、上記車庫に出かけて木製電機も撮ってきた。歳はとりたくない。
【短い電車.jpg : 199.4KB】
【モンティ市街.jpg : 198.7KB】
【モンティ市街2.jpg : 315.4KB】
【3扉の電車.jpg : 311.3KB】
【やや低床電車.jpg : 343.9KB】
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