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1月5日12時に撫順から瀋陽北駅に到着。昼食は、駅内の吉野屋牛丼17元(約270円)です。ほぼ満席で、客は若者ばかりです。年輩者にはファーストフードは合わないのでしょう。
CRH専用待合室も満席でしたが、何とか座れました。乗車案内放送があると改札口に向かって大混雑になりました。改札口からホームに向かうと、日本では見かけられない広大なホームが見えます。
同じCRH5ですが、ドア周りの表示が異なっています。列車番号が記入されています。12Aですので、多分初期に投入された自国製です。運用が変わったので、記入変更するか撤去すれば良いのですが、このあたりが中国的でおおらかと言うか、いい加減です。
中に入ってみると、行きに乗車した列車とは、席配列が違っています。欧州タイプのお見合固定席です。一時、新幹線でも採用されましたが不評で廃止されました。韓国では、乗車酔いするとの不評で進行方向を最優先に席を売るようになりました。CRH2と比べてシートピッチも席幅も狭いので、不快感はなおさらです。
私の席は窓側でしたが、お見合席でした。中央にテーブルがあり、物は置けるのですが、足下は窮屈です。まだ新快速223系に乗車している方がマシとの印象です。
発車して落ち着いたところで、車内視察に席を立ちました。トイレを見ると、行きと違い中式と洋式があります。
次の2等に向かおうとしましたら、”何を撮しているのか?”と、呼び止められました。私服姿ですが、公安です。
”私は、日本人です。鉄道が好きで列車に乗る事を趣味にしています。”と、返答して、撮ったデジカメ写真を見せますと、”うまく撮れている。問題ない。”と、OKをもらいましたので、安心して次を撮り始めると、今度は、女性乗務員が近寄ってきて、”撮影は許可しない。席に戻れ!”との一言です。
先ほどと同じように答えて”貴女の言っている意味が理解出来ない。”と言うと、口調を高めて制止します。列車内での乗務員の責務は絶対です。逆らっても無事に撮影出来ないと諦める事にしました。
以前にも、駅構内で撮影していると、公安10数名が走ってきて囲まれた経験があります。席に戻っても追っかけてきて、パスポートの提示を要求されました。
その時は、北京の鉄道員と同乗していましたが、”私にも逆らえない。言う通りにしなさい。”と、言われました。
もしも皆様方が中国に行かれて、撮影の最中に、このような事態になりましたら、撮影は諦めて下さい。開放されてきたとはいえ、ここは社会主義国家です。責任者の許可を受けても末端での権限は重視されます。逆らった後の保証はありません。気を付けて下さい。
と、言って恐れる必要もありません。殆どの鉄道員は、むしろ好意的です。ポーズをとってくれたり、車両の案内や説明をしてくれたりもします。
両極端が存在すると、ご理解して下さい。
席に戻り、車内販売のビールを飲んで、うとうとしていると、定時に北京に着きました。天津戻りのCRH発車まで、時間が十分あります。最近開通した北京地鉄5号線に試乗することにしました。
5号線は、最近開通した上海地鉄新線や天津地鉄等と同様にホームと線路間にはガラス壁があります。列車案内板も同様です。北京地鉄の開通は、オリンピックを目標に相次ぎます。
この記事の詳細。については、次回にまとめてご報告しますので、ご期待下さい。
天津までのCRH2は、CRH5と比べて、やはり快適でした。改めて、世界一の新幹線の卓越した技術を再認識しました。
【瀋陽北駅ホーム.jpg : 333.3KB】
【CRH5-012A.jpg : 349.8KB】
【012A_列車表示.jpg : 166.9KB】
【お見合い席.jpg : 361.5KB】
【トイレと洗面所.jpg : 194.5KB】
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