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【1084】おじん2人+1人ヨーロッパ軽便その21-3
 湯口 徹  - 07/12/7(金) 17:49 -
  
(一部訂正につき再投稿)
スイスのメーターゲージ3=TRN(Transports regionaux neuchatelois)

先回までのCJと、時計の町ラ・ショードフォンでSBBと共に接続しているのがヌーシャルテ地方交通の山麓線(直流1500V)。南西に16.3km、レ・ポンドマルテールが終点である。この線の「現在の」電車は角ばって、およそ無機的で面白くないことおびただしい。

扉は外への観音開きで、連動してステップも開き、窓は上部のみ若干下がり、車体裾にはスカートがある。

一方SBBで7kmほど南西のル・ロクルから分岐し、レ・ブルネまで4.1kmの線にはやや古い、そのために丸味をおび、いかにフランス語圏らしい気分のいい電車が走る。窓は1つおきに上部が少し開き、扉は左右に開く折戸で、神戸市電1000型中央扉を思い出すが、やはり外に開くのが違う。ステップ連動、スカートもある。

こっちはドド田舎ともいうべき人家乏しい、それでいて貧しさなどカケラもない地区をぐんぐん上って行き、終点レ・ブルネはフランス国境に近い丘というより山の上。昼間の乗降はそれこそ1桁の極少で、よく成り立っていると思うが、これもスイスならでは。

このド田舎駅で我々と同じくリタイア(60代半ばか)おじん2人連れの日本人「鉄ちゃん」に出会った。1人は大田原(栃木県−かつて東野鉄道があった)、もう一人は和歌山からの由。彼らは翌朝も駅で見かけた。

この日はラ・ショードフォンで安ホテルを探しあて、夕食に外に出たが中々適当(価格が)な店が見付からない。散々歩き回って中華飯屋に入ったが、どうも経営者はカンボジア人らしい。

ドイツも同様だが、我々向きのリーズナブルレストランの類は、イタ飯屋と中華飯屋に席捲されてしまい、しかも欧州人、華人経営(コックも)の保証もまったくない。東南アジア系の人が大挙参入?しており、内容や味付け等も然り。

我々は海外で日本食を探しまわる習性は皆無だが、それとて日本人経営とは限らず、仮にそうだとすると今度はおおむね同胞を食い物に=ぼったくる傾向が顕著である。それでも涙を流さんばかりに日本食にありついて喜ぶ向きも結構多いから、これはこれで一種の功徳?かも。

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【レホンドマルテール.jpg : 192.4KB】

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