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【977】Re:琴参電車あれこれ(その3)
 家専門の達也  - 07/8/6(月) 10:23 -
  
▼乙訓の老人さん:
7月末に師匠から暇を言い渡されて仕方なく、家で大工仕事やら庭の蝉やトカゲ達と遊び呆けておりました。(モンゴルでサッカーをするほどの度胸はありません)

たまにHPを覗くと大陸のレポート等が賑やかに出ておりますね。その中に、賽の河原を散策中にWindows Vistaと書かれたブースターロケットを拾われ、銀河系を飛び出したとか言うご老人の記事。相変わらずお元気ですね・・・

>・・専門家の達也さんに聞いてみたい・・
おお、これはきっと私の事やと勝手に思い、朝の仕事にしようと頭の整理をしております。

■観点1(大学の電気工学科的見方)
変電所の容量が200Kw、40人乗りの小型車ですからMM容量は大きくても50HP2個程度と見て75Kw。これが15両ですから1125Kwの総容量です。全然足りませんよね。但しこれは同時に定格容量を消費したときの値です。通常、全車両がよーいドンすることはありませんから、力行率を運転曲線から推定し、電源容量を決めるのではないかと思います。(私は変電設備の専門家ではありませんので)
そこで200を1125で割ると17.8%。逆算ですが、これなら全然話にならないというレベルではなさそうですね。でも、1.送電ロスが考慮されていない。2.一般にMMは定格容量を超えて使用する事が多々あるし、変電所も過負荷に耐えうる設備のはず。等々考慮に入れるべき要素は多々あると思います。

■観点2(運転屋的見方)
大輸送の時に変電所が度々トリップして運転不能に陥るという事例は軌道線ではかつて散見された様です。軌道線のように閉塞区間を持たない路線で計画値以上の両数を投入すると電車線電圧が大きくドロップするので加速が悪く、運転士は無理にノッチを進め、力行率がどんどん高くなり、変電所の保護継電器がトリップします。(すなわち電車線停電です)

■観点3(運転・車輌屋的見方)
多くの場合これからが問題で、復旧方法は次の通りです。1.運転指令者が各車両の集電器を下降させる。2.運転整理上優先されるべき車両から順次集電器を上昇させる。3.ノッチ扱いを直列終段までに限定させ、運転再開する。
集電器を上昇させたままで送電再開すると車両のコンプレッサが一斉に起動し、その突入電流で保護継電器がトリップします。これを「変電所が飛ぶ」と表現します。まさに>宇宙遊泳に出掛けた琴参電車 となるわけですね。なお、突入電流はDH25で100A以上あったように思います。600V・200Kwの変電所の定格電流は333A、保護継電器の動作設定値はその2倍としても700A弱ですから、充分頷けるでしょう?

さぁてっと、朝の涼しいうちに宿題は出来たし、次は庭の草むしり。
引用なし
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【974】琴参電車あれこれ(その3) 乙訓の老人 07/8/4(土) 15:26 [添付]
【977】Re:琴参電車あれこれ(その3) 家専門の達也 07/8/6(月) 10:23
【979】Re2:琴参電車あれこれ(その3) 家専門の達也 07/8/6(月) 12:18
【980】Re:Re2:琴参電車あれこれ(その3) 介護士1号 07/8/6(月) 23:52 [添付]
【981】Re:Re2:琴参電車あれこれ(その3) ぷるぷる 07/8/11(土) 16:30

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