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トランスロールは、都市景観上から見て、車体重量がかかっていない1本の案内レールが見えるだけで、路面上は、すっきりとしていますし、都市交通を建設する費用が格段に安くつきます。
また、最小曲線半径も鉄輪や連接バスと比較しても小さく、ゴムタイヤゆえの登坂力は、鉄輪に勝り、運送量に応じて5輌連接も組めるといった優位性は、良いことづく目ですが、もし案内レールに異物が挟まったり、砂泥等で詰まってしまった場合は、小さな案内輪先端のフランジだけの強度だけでは、心もとない気がします。特にカーブでの加重は、相当なもので、スピードを出しすぎたりしたら簡単に脱線しそうです。
降雪の朝は、案内レールに詰まった圧雪や氷は、運行に致命的な影響を与えそうです。
車体重量がかかっていないだけに、跳ね飛ばしたり押しつぶす事が出来ず、乗り上げて脱線しないかと心配します。
札幌市電のような、案内レールをラッセルする竹ぼうき車が必要になったりするのでは・・・。
後、心配な事は、こういった直面するであろう問題点への対策が充分に行われるかです。この国では、新しい物が出来ると、直ぐに行くように言われます。後々に行くと、壊れていたりしても補修復旧が行われず、また初期段階での欠陥もそのままほったらかしが多いからです。
この点、フランスロアール社との完全なサポート体制が出来ているのか?
フランス地元でも走り出したばかりですので、まだまだ解決すべき問題点も発見されると思いますが、日本では、まだまだ実現出来そうもない路面交通システムです。
何事にでも、無謀と言われようが無視して、まずはやってみようとする積極的に挑戦する国民性を持っています。失敗は成功の元と、チャレンジを続けていただきたいと思っております。
ただ、遅い鈍いと言われようが、安全性は乗客を運ぶ交通システムの基本中の基本です。
自らの過信、不注意での事故を起こさぬよう安全走行に努めてもらいたいと願っております。
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