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赤字経営に勝てず 第3セクター「三木鉄道」廃止へ
兵庫県の三木市と加古川市を結ぶ第3セクターの「三木鉄道」が、赤字のため国に鉄道事業の廃止届けを提出し、90年の歴史に幕を閉じることになりました。
「三木鉄道」は兵庫県三木市と加古川市の間の6.6キロを単線で結ぶ三木市などが出資する第3セクターです。
歴史は古く1917年に播州鉄道として開通し、その後、国鉄三木線となりますが国鉄民営化の際、第3セクターに経営が引継がれました。
しかし、引き継いだ当初から赤字が続き、利用客の減少もあってここ8年は毎年、6,000万円程度の赤字を計上していました。
三木鉄道では、なんとか赤字を減らそうとせんべいを販売するなどし、利用者や鉄道ファンからも存続の声が上がっていました。
「不便やねぇ、年寄りはねぇ。自動車に乗る人はどこでも行けるけどねぇ」
「わざわざ乗りに来た。(Q.なんでですか?)もう、しまいになるから」(乗客)
しかし、三木鉄道は事業の継続は困難だとして23日、社長である藪本市長が鉄道事業の廃止届けを国に提出しました。
「イベントの開催や経営面の改善、人件費対策も含めて、いろいろ取り組んでまいりましたけど、経営面的に成り立ちがなくなってきました」(三木鉄道社長・藪本吉秀三木市長)
三木鉄道は来年3月末には営業を終了し、90年の歴史に幕を下ろします。
※どなたか「播州鉄道」「三木線」にコメントをお願いします。
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