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番外編 二つの5000系IN東京
先日、東京へ小用で行ってきました。家族は埼玉なので宿泊に不自由はありませんが、只今足が少々不自由なので黙って上京しようと思いましたが、東京地下鉄東西線5000系の廃車イベントを、各々用事があるなか在京の早川さん・山川さんと見に行ってきました。春日和の好天もあり、東陽町駅から車庫までの約10分の道は群れをなしており、会場内もひどい混雑で、5000系を撮るのに難儀しましたが30分後には新宿に向かい解散しました。
(写真1)向かって左は、第59編成でステンレス製、29日からはこのヘッドマークを付けて東西線を走っているようです。3月で廃止とか。右は、第90編成でアルミ製、これで廃止とか。千代田線の北綾瀬支線はまだ走るとか。
第2の5000系は、渋谷に登場の東急の5001.昭和28年製、長津田工場に保管してあったが、今回東急渋谷駅(東急百貨店)前の広場(忠犬ハチ公銅像のある)の玉川線地下出入口の西横に、約2/3に短縮で設置され、まもないのでピカピカだ。しばらく佇んで通行人の反応を窺っていたが、反応は半々の感じであった。渋谷にまた新名所が出来たことになる。
東急5000形は、名車であると在京の方の喧伝はすさまじいが、本当にそうだろうか。湘南電車をさらに近代的にし、丸みをおび、車体断面が台形、窓を大きくしたデザインは抜群で、それまで角ばりのゴツゴツ感、しかも煤けて黒ずんだ車体の旧型電車群の中では、非常に明るくシャレタ電車であり、大いに人気を博し、歴史的にも日本を代表する好デザインの電車である。
実は私は東急沿線生まれで、電車ファンの原点が東急の旧型3000番台の煤けた電車であった。4〜5歳頃の記憶であろう。5000系登場時は東京にいなかったが、社会人となって再び沿線に住みよく乗った。5000系はとてもとても好きな電車である。この点では全く名車である。
しかし造りの面では果たして名車だろうか、私は疑問を持っている。東急は100両余も製造したが、この5000系の超軽量構造等でその後製造された電車は東急を含め皆無である。(デハ200形は路面電車)また満員の通勤輸送にも不向きな構造であり、なにより後に対策として窓を小さくした扉に変更し、せっかくの好デザインがブサイクとなってしまった。最近出版のG社本はもろ手を挙げて誉め上げすぎてはいないだろうか。構造(電車の出来具合)についてはもう一寸冷静になってほしい気がするが!?
(写真2)まさに東京を代表する渋谷によく似合う格好良い車体、いや電車だ。10時から18時まで、雨天中止、車内に出入り自由、写真が展示されている。
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