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Ostfriesechen Inselbahnen 3-2 ランゲオーク島鉄道(その2)
話が前後して申訳ないが、この島は[605]に掲載した地図では右から3つ目。やはり軌間1000mmで、馬車鉄道から始まり、かつては街中をもう少し線路が延びていた。
高潮でレールが沈み、馬が海水を蹴立てて客車を曳いている写真が残っている。現在でも船着場の駅を出たところに観音開きの関門があり、潮が高くなると線路を閉鎖、低い築堤で囲まれた駅一帯は海水に漬かる。
車輌基地には若干昔の貨車の残骸が残ってはいたが、ご覧のような1994年製の遊園地っぽい、カラフルな客車になっている。両端デッキ式だが、赤い客車だけはサイド中央にも出入り口がある。
古いディーゼル機関車が1両だけ、駅裏の緑地に保存されている。
機関車が飛びぬけて背が高いのは、我国では大井川鉄道井川線アブト区間電機ぐらいで、我々には違和感が強いが、ドイツでは珍しくない。というより、至極当たり前の姿である。以前ご覧いただいたハルツやリューゲン島のディーゼル機も同様。
列車の左側に橙色の旗を立てた三角屋根の建物は先回記した、ほぼ中間地点に1軒ポツンとあるレストランである。空の色で分かるように、天気が急変して雨が降り出し、(嫌々)ここに入って昼間からビールを飲まざるを得ない羽目に立ち至ったのは、甚だしく遺憾であった。
【駅の裏には保存機関車.jpg : 162.7KB】
【幼児はカートで.jpg : 123.2KB】
【レストランの横の列車.jpg : 113.2KB】
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