|
Ostfrieseschen Inselbahnen 1-3 =ボルクム島鉄道(その3)
終点の車両基地は車両を納める建物が複数で、配線や配置に気付かず、うっかりするといくつかを見落とすかもしれない。ディーゼル機も何両かが分散収容されていた。
庫内には古い客車が綺麗に復元されて収まっており、短いボギー車もいる。客車だけでなく古いバスも動態(であろう)保存されていた。
2枚目の写真=ボルクム駅といっても、左側の道路とは簡単な柵で仕切られているだけのオープンで、右側の線は機回り線である。右の建物の一部が駅事務所になっているようで、コインロッカーの類が見つからず、駅員?に聞いたら、その棚に置いていけ(と言ったんだと思う)。タッグは呉れないが、無料であった。
右上の標識には、カタマラン/ボルクム、イームスハーフェン/NL(=オランダ)方面とある。年寄り達は結構厚着をしているのもお分かりであろう。
古典客車は先回も記したように、塗装がやや厚ぼったいが、実に綺麗で見事な復元である。室内は次回お目に掛ける。
トラディショナルツークと銘打つ列車を撮らんと、精一杯の構図で待ち構えていたところ、何と何と、右側通行のはずが、左側をやってきてぶち壊し。こんなことアリ?と憤然とした。その折り返し列車はちゃんと右側=行きも帰りも同じ線路=を走ってきた。
複線の場合列車が常に左側を走るのは日本での常識だが、外国では弾力的に、例えば一時的な大量(片道)輸送が必要の場合、複数列車を、両方の線を使って同一方向に走らせることがあるとは聞いていた。もっとも終点に列車を収容する余裕が必要だが。
このボルクム島鉄道では両端に収容線がないから、なぜこの列車だけ(かどうかも分からんが)、左側を走ったのか。聞き出す語学能力の致命的な欠如で、理由は遂に不明のまま。
この日の夕食は、狭い町を散々歩き回ってセルフサービス店を見つけ、魚料理にビール各2本共、2人で22.10ユーロ。熱々でうまく、ちゃんとした宿舎が得られたことを祝して乾杯した。
各写真はクリックで拡大する。
【車両基地.jpg : 431.9KB】
【ボルクム駅.jpg : 109.9KB】
【見事な古典客車.jpg : 103.7KB】
|
|
|