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足調がすぐれない私は、依然鉄から遠のいていますが、先日親父の法事で実家に帰ったときに通りかかったカラオケルームの前で車を止めました。しかしそこにはピンク・イエロー・ブルー・オレンジ等々、ドハデで七色を塗りたくった車両群はありませんでした。写真のように、およそ30m×30m、100坪の土地はきれいに整地され、奥まった所に車掌車ヨ8000形3両と黄色のワキ8000形1両、そして踏み切りのシグナル・三色信号・腕木信号がわずかに置かれている状態です。
ここは近鉄山田線のローカル駅に近いところで、たしか昭和60年代頃から、国鉄車両クモハ101、モハネ583、ナハネ20、オハ50、そして貨車もあり、確かスハ43かオハ35はオリエントエクスプレス調等10両以上の車両が縦横に並べられ初めは原色でしたが、カラオケルーム、喫茶、スナックなど業態が変わってゆくとともにドハデな色彩になっていきました。
私はここを通っても入る気は起こらずちらっと見やるだけでした、したがってカメラも向けませんでしたが、今このようにほとんどなくなってしまうとさびしく思います。たぶん流行らないのとサビなどの劣化が激しくなり最近に潰したのでしょう。
車をおりて写真を撮ろうと歩きだすと、向かいの病院からおっさんが出てきて私を睨むような目つきです。なにも言わないで引っ込みました。一瞬ギクリとしたがべつに路上から撮るぶんには差し支えないはずと無視した。しかし後から思うと彼こそはこの車両群のオーナーである鉄キチかもしれません。こんな田舎のヨ8000やワキ8000を撮る好きものの私を見て話したかったのかもしれません。また今度帰ったら、そこをうろついて、会話してみようと思います。
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