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TPC=Transports publics du Chablais その4=ASD-1
エイグルに集る3線の電車は、ALが茶、ASDが青、AOMCが赤と色分けされ、乗り間違いを防いでいる。実はALにも青色の電車があるにはあるが、白とカボチャ色を使ってASDと区別している。
ASDにはイベント列車に使われるのだろうが、青を基調に車体に絵を描いた2軸客車も健在であった。エイグルの町―それもALと違って裏筋というか、旧市街の中心部を外れたところを抜け、Place-du-Marche、簡単な車両基地 Aigle-Depot-ASD を過ぎると最急60‰の勾配区間に入る。
ラックはないから粘着で上るのだが、周囲一帯にはことごとくワイン用のブドウ畑が転回している。現在ではワイン博物館になっているエイグル城(生憎補修中らしく足場がかけられていた)の近くをかすめ、さらに上っていく。
車両基地と途中の側線に古いボギーの電車がいた。2軸客車と同じように山や子供、動物などの絵が描かれている。すべて人影のない無人停留場あるいは側線である。
電車はLes Planches で一旦盲腸状の行き止まりLes Sepey に入り、折り返し向きを変え、また本線に戻って Les Diablerets に向かう。この終点からは1,546mの山へのリフトがある。
電車が併用している狭い道路橋梁に何と28トンの重量制限標識があるのに正直驚いた。日本ならさしずめ5トンとか7トンとかだろうに。
【ASD2軸客車.jpg : 192.7KB】
【ワイン博物館.jpg : 198.4KB】
【古い電車(3).jpg : 197.8KB】
【古い車輌.jpg : 198.8KB】
【ASD432.jpg : 195.7KB】
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