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米手作市さん、西村雅幸さん貴重な写真をありがとうございました。実は最も解らなかったのは屋上です。暖房車は室内にボイラーがあるわけですが、安全弁は動作すると大量の蒸気を吹き出すので屋上に出ているはずだと思っていました。
例の「国鉄暖房車のすべて」の本文中にはマヌ34について、(2120型の缶を流用したので)「缶の安全弁は取付け座との間に安全弁座を新設して高さを増大し、頭部を屋根より出して吹き出し時の蒸気を外気に導くようにした。」とあります。スヌ31は飛び出しが大きいためかアイレベルの写真にもよく写っています。ところがナヌ32はどの写真を見てもこれが見えないので、なぞのままです。
同書にはオヌ33の俯瞰写真が掲載されていて、モニター屋根に半分埋め込まれたような形になっていますので、ナヌ32もこれに近い形態だとは想像はつくのですが、位置が不明なのでとりあえずモニター屋根をネジ止めにして追加工ができるようにしてあります。
1枚目の写真:ナヌ32の屋根。ご覧のとおり、煙突と大きなガーランドベンチレーター(EF58用)だけで、屋根を外す時に使うのであろう取っ手様の吊カンも今はつけていません。
2枚目の写真:スヌ31の屋根。安全弁がついていますが、実車写真ではオヌ33同様半埋め込みになっているようですので、これは正しくないと思います。
3枚目の写真:ヌ100の屋根。歩み板の間の四角い蓋は水取入れ口で、安全弁は蒸気ドームに取り付けられていて室内にあり、排気口が歩み板の下にあったようです。
西村雅幸さん、この煙突は何かの廃品利用でしたよね?
【NEC_0099.JPG : 110.0KB】
【NEC_0100.JPG : 104.9KB】
【NEC_0101.JPG : 85.0KB】
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