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【1283】ぷるぷるさん、藤本さん、K.H生さん、ご意見を聞かせて! 田野城 喬 08/4/21(月) 14:51
【1284】Re:ご意見を聞かせて! ぷるぷる 08/4/21(月) 19:55

【1283】ぷるぷるさん、藤本さん、K.H生さん、ご意...
 田野城 喬  - 08/4/21(月) 14:51 -
  
今日の記事にこんな話がでていました。可能なのでしょうかね?元JRマンだそうですのでずぶの素人ではありませんが、2階建てにしたら定員が2倍になるとか1階と2階と別のホームを造るとかちょっと首をかしげる内容です。われわれ素人にも分かるように解説して下さいませんか。

(記事より転載)
 通勤苦を解消する大胆な案を発表した人がいる。『満員電車がなくなる日』(角川SSC新書)の著者で、交通コンサルティング会社「ライトレール」の阿部等社長(46)だ。JR東日本での勤務経験もある鉄道マンが訴える運行方法と運賃の改革案を紹介する。

 満員電車をなくすには輸送力の大幅アップが不可欠。阿部さんはまず総2階建て車両を導入して床面積を倍増させる案を提唱する。当然現在の駅ホームでは運行できない。大きなターミナル駅などでは線路の両側にホームを作り、それぞれ高さを変えて1階用と2階用にあてる。中小規模駅ではエレベーターを設置して乗り降りさせる。

 運行間隔の短縮には、信号システムを改善するとともに、都営大江戸線などに導入例がある「鉄輪リニア方式」を使うのが効果的。通常の電車よりも車輪の空転や滑走が少なく加減速性能に優れた車両で、短い間隔でも安全な運行ができるという。

 比較的低コストで可能なのは複線(2線)と複々線(4線)の中間にあたる「3線運行」だ。真ん中の線路を朝は上り用に、夕方は下り用に使い、輸送効率を高める方法で、複々線化するより用地買収しやすいのが利点。「これらの対策をかけ合わせれば、輸送力を現在の3倍強〜5倍にできる」と阿部さんは言う。

 設備投資の原資として阿部さんが提言するのが、ICカードを活用した有料着席サービスだ。跳ね上げ式座席にカード読み取り機を付け、座りたい人はタッチして席を倒す。着席した区間や時間によって課金する仕組みだ。首都圏の数百万人の通勤客が片道200円ずつ往復負担すれば、年間3000億円の増収が見込めるという。

 「交通を公共サービスでなくビジネスという視点でとらえれば実現されて当然の施策。関係者が一致団結すれば今後10年で満員電車はなくせる」と阿部さん。通勤時の体力的な負担が減れば、居住エリアはさらに郊外に広がる。同じ経済的負担でより広い家に住め、消費は活発になる。利用者はもちろん、沿線開発に力を入れる鉄道会社にもメリットは少なくない。「満員電車は仕方ない」とあきらめる前に、もっと知恵を出し合う必要があるかもしれない。(海老沢類)
引用なし
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【1284】Re:ご意見を聞かせて!
 ぷるぷる  - 08/4/21(月) 19:55 -
  
▼田野城 喬さん:
ここ数日事情により工房が操業停止していてやっと再開しようとしたらリクエストが来ました。先輩のご指名なので仕方なく鉄道企画部門を開店させます。

1.総2階建て車両を導入して床面積を倍増させる案
確かに2階建て車両は一般車よりも定員が増え、定性的には輸送力が増強できます。ただし次のような事情や制約によって倍増というわけにはいきません。

(1)国内のダブルデッカーは台車の上部は平屋部分にするかあるいは2階席にするかのどちらかです。なぜなら在来の鉄道は普通鉄道構造規則に則って建築定規や車両定規が定められており、車両断面の高さは台車のないところで2階建てにするのがやっと、という寸法だからです。それも中央部分の最も高いところを使っての話です。従って総2階というのは現在の台車構造では無理です。

連接構造にすると台車数が半減するので良いように思いがちですが車体偏奇を確保する必要から車体長を短くしなければならず、効果は?ですね。一軸台車の連接だと可能性が出てきますが、大量輸送用の車両に一軸台車では軸重が大きくなりすぎるので、飛行機並みの軽量車体が必要になるでしょう。

LRTにあるような左右独立した車輪を使うと良いかも知れません。ホイールに電動機を組み込み、減速機構を使わずにダイレクト駆動する技術もめどがついています。ただ、安定した高速運転のため、左右の車輪の回転数差を一定以内に管理する必要がありますが、全車輪をモーター付きにすればよいでしょう。

(2)台車の問題をクリアして次は車内の構造です。普通鉄道構造規則では通路の天井高さは1800mm(記憶に間違いなければ)と定められており、2階席は車側寄りは車両定規の肩のR部分に掛かり、通路高さが確保できません。従って現行ダブルデッカーにはロングシートの2階席は存在しません。

一方、階下席は平天井にできるので、ロングシートが可能となります。事実、某電鉄のダブルデッカーを計画したとき、私は階下席の窓からの景色が期待できないだろうと考え、サロン風の豪華なロングシート席を提案しました。

なお、現行のダブルデッカーは一般車と同じ床高さの部分に出入口を設ける必要があり、車内に階段を設けますが、ホームも2階建てでこの階段が不要ならその分の床面積を客室に使用することができ、こちらはプラス方向です。ただしこれも万が一の際の避難経路をどうするかという難問を抱えます。

以上のように仮に総2階建てができたとしてもアメリカのDSTみたいに普通の通勤車を単に二つ積み上げた構造にはできないでしょう。何せ彼の地はシカゴから西はトンネルも架線もないので車両定規は青天井?
でもこういうプロジェクトは私は大好きです。(どこか雇ってくれないかしら)

2.「3線運行」についても書こうとしたけど、色々書いてしまって疲れたので勝手ながら今日はこれでおしまいにします。ところで弊橋本工房では塗装待ちの車両が徐々に増えてきました。近日中にこれらの車両をこの掲示板でご紹介しましょう。

そうそう、5月18日の運転会が楽しみです。ところが、参加申し込みはまだまだ少ないそうです。車両を持ち込まなくてもぶらっと来るだけでもいいじゃないですか、是非お申し込みを。事務局に成り代わってお願いしますよー。

それにしても関西では未だに旅客減少が続いているというのに、東京は一極集中のおかげでウハウハ状態のようですね。ごはんの声が掛かりました。今日はこれで。
引用なし
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