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【1297】の古墳出土の数々は興味引かれるものであった。名古屋電車製作所の広告は、京阪1号形増備車の時のもので、詳しくはピク誌をご覧あれ。天野工場のものは京津16号形のもので、詳しくは同上。その台車出土品が近江神宮前で1958年12月に見付けたのが、出土品22で、心皿がある。
さて、高松塚級のものが最先端を行ったボルスタレス台車、出土品11である。EUREKAと名付けられた1891年の特許品である。発明社はEUREKAは路面電車用で、ボギーセンターはないが、仮空の中心点は駆動軸より6吋中央寄りにに設定している。こうすることによって荷重の75%は駆動軸にかかり、牽引力を増すようにしている。ボルスターがないことにより、大きな空間が台車中央に確保され、大きな電動機と駆動装置を容易に入れることができる。
EUREKAは車体から角の操舵棒がでており、それがボギーセンターピン代用となっているようで、それを受ける角穴が出土品12にみえる。出土品13のバネ入り逆V形のものは、小車輪の脱線防止用のものらしい。これらはアムステルダムで出土されたブリル22Eである。EUREKAとは「発見の喜びの声」と言う意味だそうだ。
近江神宮前には「びわこ」分断のときの仮中間台車も出土されていた。
【古墳出土台車22.JPG : 214.8KB】
【古墳出土台車11.JPG : 205.4KB】
【古墳出土台車12.JPG : 192.8KB】
【古墳出土台車14.JPG : 187.3KB】
【びわこ中間仮台車.JPG : 206.8KB】
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