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阪和形以外の「買収国電」に国鉄時代に乗車経験のある方は後期高齢者、また私鉄譲渡後に乗車経験のある方は前期高齢者、また乗車経験はないものの「買収国電」という語彙に抵抗感のない方は高齢者予備軍と言えるであろう。
「買収国電」が死語となろうとしている時、こともあろうに4年前の平成16年、突然「買収国電」が誕生した。正確には「買収JR東日本電車」と呼ぶべきであろうが、国電ファンの間では「平成の買収国電」と呼ばれている。
ことの発端は、「東京臨海高速鉄道りんかい線」(大崎〜新木場)の70−000系、10両編成5本と6両編成5本をオール10両編成8本に組替えの際、Tc4両、M−M`各1両の計6両が余剰となり、その車両をJR東日本が購入した。
JR東日本では、同仕様の209系に編入し、不足するM−M`各1両を新製の上、Tc−
M−M`−Tcの4両編成2組に組成、車番区分を3100番台とした。宮ハエ所属71及び72編成として川越線、八高線の川越〜高麗川〜八王子間で使用されている。
新旧の車号対照は下記の通りである。( )は旧車号
ハエ71 209-3101(70-020)+209-3101(新製)+208-3101(新製)+208-3101(70-029)
ハエ72 209-3102(70-03O)+209-3102(70-027)+208-3102(70-028)+208-3102(70-039)
←川越
一方、平成4年から京浜東北線の主力として活躍してきたO番台は平成22年度までにE233系1000番台への置換えが決定し、試作車の3編成を筆頭に廃車が始まっており、姿を消す日も近い。
上から
1.クハ209−3102 高麗川駅(平成20年6月8日)以下同じ
2.モハ209−3102
3.モハ208−3102
4.クハ208−3102
5.間もなく姿を消す京浜東北線のクハ209 有楽町駅(平成20年5月17日)
【クハ209-3102A.jpg : 143.6KB】
【モハ209-3102.jpg : 133.9KB】
【モハ208-3102.jpg : 125.3KB】
【クハ208-3102.jpg : 141.4KB】
【クハ209.jpg : 206.4KB】
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