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【754】おじん2人ヨーロッパ軽便 その13-1
 湯口 徹  - 07/1/29(月) 16:35 -
  
アッペンツェール州その1

先回が元日の [725] だったから約1か月休載した。やれやれ、また性懲りもなく始まったのかと嘆く手合いには呪いあれッ!

ウイーンから乗ったウインナー・ワルッアー号夜行寝台は、6時30分チューリッヒ着。列車を乗換え、ヴェインテルデンへ、さらに私鉄に乗換えてボーデン湖畔のクロイツリンゲンへ。

こんなところにやって来たのは、この町がドイツのコンスタンツと接し、というか同じ町がスイスとドイツに分かれて、名前も違う。国境を歩いて渡る経験をしようという趣向で、相棒のウメムラ旅行社のアイデアである。

ドイツとスイスはボーデン湖をはさんでいるのだが、このコンスタンツのみ、ドイツ側が河(ウンターゼー)を越えスイス側に越境?した飛び地になっている。古来こんな地形は関税徴収の要地だったはずで、いわく因縁が尾を引いたまま国境が確定し、ドイツ側利権が現在に残存しているのであろう。

間にはちゃんとした検問ブースがあり、コンスタンツが終わってスイスであるとの標識、税関の標識 "ZOLL" もあるが、住民は平気で行き来してパスポートコントロールもない。しかし住宅街の間は金網で仕切られていた。

記憶には残っていないのだが、駅も金網で2つに仕切られている由。

ところでメーターゲージといってもスイスのそれは独特の雰囲気を持っており、我国でもファンが多い。精巧かつ正確な模型がたくさん発売され、その筋の専門家が大勢いるから、当方など出る幕はない。(誰だ、そんならやめとけと云ったのは)

ともかく驚くほどカーブと勾配がきついのは、かつての京阪京津線も顔負け。それにスイスの電動車とは、その実客室付電気機関車と称したほうがいいほど力持ちで、しかも1両の室内がモロハニに分かれていたりする。客車を3両、4両と平気で牽引する。

スイス国鉄(SBB)のアルトシュテッテン駅は町外れで、アッペンツェラー鉄道(AB)の発駅アルシュテッテン・シュタットまではバスに切り替わっているが、ユーロパスで乗れた。

アルトシュテッテン・シュタットを出たとたん、電車はびっくりするぐらいの勾配を、びっくりするぐらいのガラガラガラという音と共にラック区間をグイグイ登る。

我国でもおなじみのアブト式は歯が少し食い違った3列だが、ここは1列のみのシュトルプ式であった。

それだけではない。テニスコートに毛の生えたぐらいの狭いところで完全に180度向きを変えるU字型カーブが、しかも160パーミルの勾配を伴って展開している。

その狭さは事前に相棒から聞かされていたから、これだけのために24mm超広角レンズ(35mmカメラ)を持参していた。水平を保たないと極端に歪むから、かなり苦労した。


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