青春18で巡る四国3日間(その3)

とさでん交通800型、はりまや橋

(8月14日、とさでん交通)
8月14日、日曜日は、とさでん交通の郊外区間に乗るのが主な目的です。これまで、高知駅前からはりまや橋、桟橋通五丁目までは乗ったことがあるのですが、東の後免、西の伊野まで郊外線は乗ったことがないので楽しみです。

とさでん交通600型、朝倉駅前

とさでん交通朝倉の待合室

朝倉でのタブレット交換

朝倉でのタブレット交換

とさでん交通文殊通、右下には「ごめん」行きの表示が。

とりわけ朝倉から伊野まではタブレット交換による閉塞が行われており、全国的にも貴重な存在といえます。とさでん交通の1日全線パス1000円で回ります。市内線だけなら1回乗って均一200円ですが、郊外線まで乗り通す場合、片道だけで480円かかるので1日パスなら簡単に元をとることができます。JRも青春18があるので、ここはスピードに勝るJRで高知から朝倉まで乗って効率よくいきます。朝倉では、直接運転手どうしがタブレット交換するのでなく、駅員が出てきて交換を行っていました。朝倉から、はりまや橋を経由して文殊通で終点の後免町まで直通する電車に乗り換えます。とさでん交通では、新型のハートラムにも乗りましたが、一番多く乗ったのは600型でした。600型は、1957年に登場し、一部廃車が発生したものの主力として活躍しています。また、行先を前頭部のLED表示だけでなく、ひらがなで「いの」「ごめん」と表示したサボが掲げられるのもなかなか興味深いです。

とさでん交通後免町

とさでん交通600型の車内

とさでん交通600型の車内

土佐くろしお鉄道9640-10とJR四国2000系、高知駅

戻りは、後免を11時3分に出る5855Dで高知まで乗ります。この列車は土佐くろしお鉄道の奈半利からの列車で、車輛は土佐くろしお鉄道の9640-10の阪神タイガースラッピングの車輛でした。この阪神タイガース号は、安芸球場をキャンプ地とする阪神タイガースにちなんだそうです。ここまでのラッピング車は、本家阪神電車でも武庫川線の5500型しかありません。この9640型は、第3セクター鉄道でよく見る新鋭のディーゼルカーだが、転換クロスシートの背ずりがとても高く、しかもふかふかです。JR西日本の223系と比べると1.5倍くらい高いのでは、と感じました。それは誇張だとしても、リクライニングしないことを除けばJR各社の新鋭特急車両と遜色がないか、優っていると思われました。
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青春18で巡る四国3日間(その3)」への5件のフィードバック

  1.  朝倉でのタブレット交換、懐かしい風景ですね。それも旧型車はある意味ピッタリですが、新型車とのタブレット交換は中々のものですね!
     酷暑の中お疲れ様でした。お陰様で行くチャンスがない四国の旅をさせて頂き有り難うございました。
     ところでタイガース塗装の9640型の素晴らしいシートはどんなものかお見せ頂けませんでしょうか?

    • マルーン様
       タブレット交換は、遠巻きの撮影で少し判り難く失礼しました。今どき、この交換風景を見ておくのも値打ちがあると思います。素晴らしいシートですが、高知手前から車内が混雑しましたので撮ることが出来ませんでした。話題にするになら撮っておくべきでした。失礼しました。

      • ご丁寧に有り難うございます。
        機会があれば是非共快適シートの旅をしたいものです。
        キハ40の4連とかタブレット交換とか、いずれはお宝映像になるのでしょうね!

  2. 昭和44年3月27日、下関駅前、山陽電軌時代の805です。
    長州から土佐に嫁いで半世紀以上になりました。

    • 藤本様
      とさでん交通もそうですが、伊予鉄道2000など、どこでも第2の人生の方が長くなりました。今でも地方都市でかつての名車に出会えることは有り難いことです。

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