大阪の都市伝説となっている大阪大空襲の時に地下鉄で心斎橋から梅田まで避難したという話がベースとなっている放送回である。保存されている地下鉄105形が主役でもある。
印象に残っているシーンは地下鉄がトンネルの向うからヘッドライトを点けて駅にやってくるところである。子供の頃、電車を待っている時にまだかなと思ってトンネルの向うをのぞいた時に見た光景と似ていた。地下鉄というのは子供にとっては不思議な電車である。
都市伝説になっている地下鉄で空襲から逃げたという話。白い巨塔、不毛地帯、大地の子などを執筆された山崎豊子さんの日記が発見された。その日記にいきさつが書かれてある。このことは日経新聞(2015年7月13日)記事に
日記には、警戒警報や空襲警報がたびたび鳴る戦時下の日常が克明に記されている。
大阪大空襲があった3月13日から14日未明にかけて、山崎さんは焼夷(しょうい)弾
が投下される街を逃げる。「両側は火の海」となった御堂筋で煙に巻かれて窒息しそ
うになり、「むしやきかと観念」した後に「地下鉄に飛び込み命助かる」。
この時の地下鉄が走っていたかわからないが地下鉄で助かったことには間違いないようだ。









