越美線乗車記ー繋がるはずだった鉄路を疑似体験する

昨年11月のクローバー会総会で少しだけお話しました、長良川鉄道と越美北線の乗り継ぎツアーのレポートです。

長良川を上り、岐阜と福井の県境を越え、九頭竜川を下り太平洋から日本海へ。
長大なローカル線に温泉、星空見学と観光も乗り鉄も楽しめた盛りだくさんな内容でした。

清流、長良川を眺めつつ幻の鉄路で日本海を目指す

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2022年春 桜前線追っかけ旅 Part6 長良川鉄道から越美北線へ

第4日目 4月8日

6:30 久しぶりに布団に入っての目覚めです。爆睡できました。宿泊しています郡上八幡の公共の宿 たかおですが残念ながら朝風呂はありません。7時の朝食まで待つことになりました。今日は宿題のできた相生駅に立ち寄ってから峠を越えて越美北線の九頭竜湖駅に出て、下って一乗谷駅へ向かいます。走行距離は約100㌔ですが高低差やカーブが多く所要時間は途中で昼食休憩を入れて3時間半を予定しています。

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2019年桜前線追っかけ旅 Ⅳ Part5 えちぜん鉄道 凸型電気機関車  ML521形を撮る、保田、勝原、一乗谷の桜

えちぜん鉄道に現役で残るML521形ML521号機ML522号機は九頭竜川水系のダム建設に伴う建設資材の輸送量増加と、1948年6月に発生した福井地震の復興資材輸送のために1949年に日立製作所水戸工場で製造されました。ポール集電でしたが以降にパンタに変更され、えちぜん鉄道に転換後は2両永久連結にされてB+B+B+B編成となっています。出力480㎾で1980年代にはスノーブラウが取り付けられラッセル車として使用されています。

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2019年桜前線追っかけ旅 Ⅳ Part4 福井鉄道 レトラムが走る、撮る

第2日目 4月13日 その1

快晴の朝を迎えました。今日は福井鉄道にレトラムが走り、えちぜん鉄道には「えち鉄521プロジェクト2019 桜とラッセルを撮ろう!」が開催されます。越美北線の勝原一乗谷のリベンジもしたいしと盛りだくさんです。無駄なく撮れるようにと時間を確認しながら向かいました。最初に向かうのは福井鉄道一の桜の名所西山公園です。
▲ 9:10 全山桜満開の西山公園に到着、珍しく公園前の無料駐車場に空きがありました。
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福井見聞録 2018年冬 雪景色を求て えちぜん鉄道 後編

1月14日 後編
▲ 11:58 福井駅に着きました。電車は折り返しますが勝山永平寺線、三国芦原線ともに運行区間は朝から変っていません。除雪は進んでいないようです。
※ 下の画像は上の画像から拡大トレミングしましたが、ハッキリ見えているのには驚きました。フルサイズのD800E(有効画素数 3630万画素)がミャンマーで壊れ修理のためドック入りなのでAPS-CのD500( 有効画素数 2088 万画素)使用なのですが、解像度に見た目の差はありません。
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福井見聞録 2018年冬 雪景色を求て えちぜん鉄道 前編

青春18きっぷで行く予定だった福井ですが、直前で山陰乗り鉄旅と三江線撮り鉄旅に変更しました。雪景色の福井を求て2016年2月にも訪問しましたが、この年は積雪の少ない年で狙った写真にはならずリベンジを誓いました。毎日、天気予報を見ながら雪が降るのを待っていましたら三江線から帰って3日目に積もりだしたとニュースが出ました。これは行かなければとジパング倶楽部割引きっぷで行くことにしました。今回は日帰りの訪問です。

1月14日
長岡京 5:10⇒5:21 京都 5:30⇒6:38 米原 6:50⇒7:36 敦賀 7:41⇒8:37 福井

早朝4時には起きて朝食をとってから余裕を持って駅に向かいました。きっぷを発券するのに少し時間がかかるだろうと予測していましたが、一人でおられた女性駅員は、「5:30以降にならないと発券機が動かない。京都駅の精算窓口へ行って欲しい。」と、長岡京駅での乗車証明書を書いてくれました。

5:21 京都駅に到着後、精算窓口へ行きましたがこちらもまだ開いていません。5時半以降なのでしょうね。待つと電車に乗れなくなりますのできっぷなしで福井まで行くことにしました。

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2016年 初夏の北陸路一人旅 Part11 えちぜん鉄道、福鉄北府車庫と福武線鉄道ミュージアム

第7日目  6月6日 その3

09_Map1▲ 次回に備えて発坂までの俯瞰できる場所を探した後はバイパス、北陸高速道を経由して越前武生駅に向かいました。
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2016年 初夏の北陸路一人旅 Part10 えちぜん鉄道、福井鉄道を撮る

第7日目  6月6日 その2

10:04 田原町から鷲塚針原への戻りにも相互乗り入れの列車に乗ってみたいのですが、日中は1時間に1本ダイヤです。田原町の次発は10:58発と、時間があります。市役所前まで撮りながら向かうことにしました。
DSC_4536033▲ 10:07 時刻表に記載のない770形(774+775)が来ました。方向幕は”回送”の表示です。福鉄の車庫は北府にあって逆方向への走行です。田原町で折り返す運用でもあるのか? 続きを読む

2016年 初夏の北陸路一人旅 Part9 フェエニックス田原町ラインを見る、乗る

第7日目  6月6日 その1

いよいよ今日が今回の旅の最終日です。朝に見てみたいのは今年3月27日からえちぜん鉄道(以降略;えち鉄福井鉄道(同;福鉄)が相互乗り入れを開始した田原町駅です。相互乗り入れ区間は、えち鉄鷲塚針原~田原町6. 0㌔と、福鉄田原町~越前武生20. 9㌔で、「フェニックス田原町ライン」と名づけられました。

DSC_44290017:00  道の駅さかいを出発しましたが、通勤ラッシュの渋滞に巻き込まれました。福井は車社会で朝の通勤時は周辺からの車が市中心部へなだれ込みます。8時までには田原町に着きたいのですが微妙になってきました。鷲塚針原で車を置いておくことも選択肢だったのですが、疲れがたまっていたのか判断を誤りました。
それでも何回も来た道です。抜け道を通って何とか、8:04には着くことが出来ました。
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福井見聞録 2016年冬 Part4 えちぜん鉄道、雪景色を求めてⅡ

DSC_8656046▲ 14:09 福井口で、勝山永平寺線から三国芦原線へと乗り換えられるアテンダントさん、電車が発車して2両目が通り過ぎるまでの長い間、深々とお礼のお辞儀で見送られます。

2度の重大事故で一旦は廃線となった鉄道を新たにえちぜん鉄道として再生した、救世主と言わせる評判のアテンダントさんのおもてなしの心、ここにありのシーンです。しかし、えちぜん鉄道利用客の観光客比率は約1割程度で殆どは沿線地元住民です。”今日もご乗車ありがとうございました。引き続きのご利用をお待ちしております。”のお礼でもあります。

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福井見聞録 2016年冬 Part3 えちぜん鉄道、雪景色を求めてⅠ

DSC_8512025▲ 昨夜就寝前に外を見ましたら白いものが舞っていました。ひょっとしたら今日は白い朝になるのではと期待していました。6時前に起床、カーテンを開けて窓の外を見ましたが残念ながら濡れた路面が見えるだけです。雨に変わったようでした。

7:04 福井駅前、朝焼けがわずかに残る中、静かに発車を待つ急行越前武生行きです。 続きを読む

福井見聞録 2016年冬 Part2 えちぜん鉄道、北陸新幹線高架を走る

DSC_8331085▲ 北陸新幹線高架に仮設された軌道を新福井から福井に向かう列車。わずか800mとはいえ新幹線の高架橋に別の電車が走るとは阪急に続いて2度目の歴史的な出来事です。阪急が約8ケ月だったのに比べて今回は約3年間と長きになる予定です。

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福井見聞録 2016年冬 Part1 雪景色を求めて福井へ

当分、長旅が出来ない状況となってストレスが溜まってきました。近場で車窓からの雪景色を見る事で発散しようと思っていましたが、今年は暖冬で中々旅立ちができません。毎日のようにYahooの天気予報を見ていましたら土日に福井に雪マークが出ました。土日なら福井鉄道・えちぜん鉄道の一日フリーきっぷが購入できて安く楽しめます。年金生活者にはピッタリと早速、カメラバック1つを持って出かける事にしました。

第1日目 2月6日 その1
① 長岡京6:47(快速)⇒6:54京都7:00⇒8:04近江今津

DSC_5599▲ 6:47 まだ明けきれない朝の長岡京からの出発です。土曜日ですがほぼ満席の乗車率でした。

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2015年夏 福井見聞録 Part5 えちぜん鉄道 福井~福井口の最後の地上線、帰路の出会い

7月29日 第2日目 その2

朝食後は、えちぜん鉄道の福井~福井口の最後の地上線走行を撮ります。すでにえちぜん鉄道公式HPにも完成している北陸新幹線福井手前からの高架にえちぜん鉄道の高架工事が終わるまで借用する事が発表なっています。切替時期は9月27日と、残すところ後1ケ月です。現状を記念に撮っておく事にしました。
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DSC_0723_100014▲ 福井から新福井に向かう地上線で、手前は宝永踏切です。交通渋滞は少ない福井市内ですが、立体交差がなれば車利用はもっと進むのかも・・。
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2015年夏 福井見聞録 Part4 朝の福井鉄道市内線

7月29日 第2日目 その1

DSCN0493_100▲ 6:09 ようやく夜が明けました。宿泊している東横インの部屋から見た福井駅前広場です。朝食前に朝の散歩がてらに福井鉄道市内線の撮影に向かう事にしました。
今日は、朝食後はえちぜん鉄道の福井~福井口の撮影、お昼には福井鉄道に乗車して福井を離れ越前武生へ、ここからは北陸線に乗換えて長浜を目指します。長浜では現存する日本最古の長浜旧駅舎(長浜鉄道スクエア)を見学しての帰途としました。
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2015年夏 福井見聞録 Part3 えちぜん鉄道と福井鉄道乗り入れの田原町駅を見る

7月28日 第1日目 その3

01_田原町駅完成パース16:45 福井口から田原町に向かいます。撮るチャンスを逃しましたが車庫内には確かに黄色の低床式トラム(フクラム)が入庫していました。いつから走行するのでしょうか。ML521形(521号・522号)も除雪設備を付けたまま留置されていました。上は田原町駅完成予想図です。(※福井市公式HPより転載)

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2015年夏 福井見聞録 Part2 えちぜん鉄道は新幹線高架軌道を走る 

7月28日 第1日目 その2
DSCN0360104DSCN0361_100▲ 16:23 えちぜん鉄道の福井駅です。えちぜん鉄道は福井市内から勝山・永平寺と、あわら温泉・三国港を結びます。芦原温泉は1884年(明治17年)6月に開湯されて、今年は130周年になりました。向かう電車は全車共ヘッドマークをつけての走行です。

発車前に運転手に福井鉄道と相互乗り入れに伴う低床車はいつ頃入るのかとお聞きしますと、「既に車庫に来ている。試運転は知らないがその内に走行するだろう。」との返事です。そして「ここより福井口までの区間は、9月末には新幹線の高架上に設置された軌道を走る事が決まった。福井口~田原町には新駅も出来る。」と申されます。
勉強不足でした。田原町駅のリニューアルばかりに気を取られていましたが、えちぜん鉄道の福井~福井口は北陸新幹線延伸時には同じく高架軌道となるのです。海外ばかりに目も足も向いていたので国内の事は全く音痴でした。
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2015年夏 福井見聞録 Part1 再開発整備が進む福井駅前広場

DSC_0610_100この夏は近場の乗り鉄を楽しもうと青春18きっぷを買いました。丹後、舞鶴の次にノミネートしたのは福井です。様々な車両が走り、道路併用軌道がある福井鉄道は大のお気に入りです。もう1つのえちぜん鉄道には親切なアテンダントさんが乗り込んで、切符販売・車内改札のみならず、お年寄には丁重なご挨拶や看護、初めての乗客には観光案内等のコミュニケーションを持ってくださいますので、乗車していて楽しくなる鉄道です。ただ2つの鉄道を乗り鉄するには年金生活者には嬉しい共通1日フリーきっぷ(1,200円)がお得で便利なのですが、土・日・祝のみの発売で今日は利用できません。平日も設定して欲しいところです。出来れば高くになっても24時間切符が望ましいところです。
今回は久しぶりに越美北線の夏に気に入る撮影ポイントはないかとロケハンを中心に、後は福井鉄道・えちぜん鉄道が乗り入れる田原町駅の様子を見る事にしました。
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2013年 続々 秋の北陸路・丹後路一人旅 Part3 えちぜん鉄道、福井鉄道、北近畿タンゴ鉄道

第3日目 11月19日

01昨夜は強風と豪雨の一夜でした。もう慣れて来ましたので気にせず熟睡で朝を迎えましたが、爽快な朝とは申せません。空を見ますと富山方面は、黒い雲が覆っています。
反対側の敦賀方面は、青空になっていました。同じ北陸でも福井を境にして大きく気候が2分されています。金沢富山でも峠を越えると気候が一転するそうです。
私も米子で1年8ケ月を過ごしましたので、日本海側の気候が一日でもよく変わるのを経験していますが、この地で晩秋から冬に撮影するには、相当の覚悟が要ると改めて思いました。

7:25 今日は丹後に向かいますので朝はゆっくりせずにすぐに出発しました。
02▲ 7:45 真っ黒い雲からこぼれる朝日をバックに福井に向かいます。雨が上がったとはいえ時折、小雨が降る中での撮影でした。鷲塚針原~中角を行く6738M、7005+7006の2連です。

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2013年 続々 秋の北陸路一人旅 Part2 えちぜん鉄道

第2日目 11月18日

今日はえちぜん鉄道の撮影予定ですが、暴風雨の朝を迎えました。TVやYahooの天気予報を見ますと、低気圧が日本海上にあって不安定な天候になるとの予報です。そしてここ1週間の北陸は、殆ど雨予報になっています。北上すべきかどうかの決断が必要になってきました。今日一日は、えちぜん鉄道沿線の撮影を続けて様子を見ることにしました。
01029:04 風の治まるのを待ってロケハンをしながら三国港から東尋坊近くに行って海を見てみましたが、ご覧のように激しい波が打ちつけています。

左の海べりに建っている旅館は大丈夫なのでしょうか。
青空も見えていますが、黒い雲がいつでも雨を降らすよと告げています。

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