どうする木次線第四部

風前の灯火の木次線存続について各界の識者が投稿されています。

この各氏の見解はおもしろい。
我々とほぼ同じ考えの方もいて心強く思う半面、JR後に入った公務員は的外れな意見で引っ張ろうとしている。大学教授は三段スイッチバックの活用を主張されている。新幹線次第で北陸線が第三セクター化する滋賀県知事のお考え、また、大井川鐵道の鳥塚社長の経験話は説得力がある。

ま、取りあえず読んでください。その後ご意見をコメントでお寄せください。

どうする木次線第四部」への4件のフィードバック

  1. 個別の話か、全国の話か、まずそこが一点。
    広げていくと、奥地の小学校が消えて廃村になっていった場所を訪ね歩いている人のテーマにも近い気がして、三江線の例を取り上げられている人がいますが、国家と地域の維持の問題になります。
    効率性だけで地域の維持を諦めると北海道の原野化に至り、胸の痛くなる話題。

    木次線をたたら製鉄のふるさとという視点は、私も考えたことがあります。
    中国地方の奥地の鉄は、近世から近代の歴史遺産であり、その影響が幕末の萩の反射炉の試作につながり、40年後に八幡製鉄を産みます。
    萩の明倫小学校ミュージアムに行くと、伊藤と井上がにっこりと1901年の官営八幡製鐵創業の写真に並んでいます。
    島根の安来にはハガネ鉄鋼を作れる日立の部門が今も残りますし、安来から入った冨田城のあった広瀬はたたら製鉄の資源の交易で栄えたまち。
    また木次線の前身は簸上鉄道でこれは山林王の田部家が作りました。
    田部家の財産は製鉄に使う燃料用の材木で財をなし、中世から続く島根の大名家です。
    こんな物語を「日本遺産」に昇格させて木次線に乗って鉄の故郷を訪ねるツーリズムを、盛り上げていけないものか、以前から考えていました。

  2. 米手作市様

    ご投稿ありがとうございます。

    私は宇都宮先生(ホームカミングデーにもお越しいただきました)、鳥塚社長の意見に共感します。

    木次線をとことん観光路線化するべきだと思います。

    ・一時的な策としてはなあかりを走らせる。
    ・木次線でしか乗れない新型観光列車を走らせる。
    ・デジタルスタンプラリーであるエキタグを導入する。
    ・木次線を舞台にしたアニメ映画を製作する。

    次回のホームカミングデーでは木次線とご縁が深いスピーカーがご来場されますので、考えを聴いてみたいものです。

  3. 私は廃止したいだけのJR西日本なんかに期待せず、三セク化したらどうかと思っています。そうすれば地元住民も自治体も本気で考えるのではないでしょうか?デジ青では発表していませんが2016年頃から島根県庁や雲南市長、奥出雲町長に木次線存続のレポートを送っていました。一度奥出雲町長から「これから県知事と会うので話してみる」と電話を頂きましたがそれで終わっています。今回この記事を見て驚いたのは、これとほぼ同じ意見を述べておられる方がいたことです。観光資源は恵まれていると思いますし、C56は梅小路にもあるし大井川鐵道の協力も得られればC56が牽くトロッコ列車で三段スイッチバックを!と評判になると思っています。
    なににしても一度廃線にしたら二度と復活はできません。
    われわれもこの財産の活用を今一度考えて見てはいかがでしょう?

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