桜前線追っかけ2010年 Part2  くま川鉄道→西人吉

3月29日 午前中;くま川鉄道撮影、以降は、西人吉付近、夕刻→道の駅-不知火温泉(泊)

5:00、ホカロンと湯たんぽで、寒さ対策はしていましたが、起きました。外の温度を測ると、1℃以下です。昨年10月の北海道でも経験しなかった最低温度です。

昨日、A・K氏西人吉の桜満開は、1週間前だったと、写真を見せてくれました。寒い日々が続いたので、今日まで満開状態が続いたとの言葉を実証する夜間の寒さです。

道の駅錦にあった周辺観光案内図を見ると、ここは、かつての湯前線、くま川鉄道の沿線近くにあります。SL人吉号撮影までは、充分な時間がありますので、この沿線にも桜があるだろうと、線路沿いをロケハンしながら、走りました。
最初に訪問したのは、瓦葺屋根のおかどめ幸福駅です。

駅玄関には、珍しいかな神社のような鈴を鳴らす、鈴紐が付けられていました。

続いては、SLの形を表現した
朝霧駅。煙は出ませんが、中々凝っています。

肥後西村駅は、構内に桜がいっぱいです。

多良木駅の駅舎内は、山小屋風でステンドグラスまで入っていました。踏切向こうのかつての相対ホームには、ブルートレインが3両留置されていて、木造屋根が建設中でした。単なる展示か、列車ホテルとして運営するのか問い合わせ中です。

おかどめ幸福→あさぎり間の免田川橋梁を渡るKT-102。

公立病院前駅を出るKT100形2連。

終点の湯前駅、かつては、妻線杉安駅と結ばれ宮崎方面への予定線がありました。

おかどめ公園の桜をバックに走るKT-202。

免田→おかどめ公園の菜の花畑を走行するKT-102。

そろそろ、SL人吉号の来る時間です。西人吉に向かいました。今日は、場所を変えて、線路上の道路橋から撮影しようと待ちましたら、パトカーが来て、道路上からの撮影は、交通渋滞を招くので、禁止と言います。

確かに、広くはない道路なのに、ダンプカーが引っ切りなしに走り、撮影者が道路上にいると、車の離合ができなくなっています。仕方ありません。道路のガードレールをまたいで、一応道路外に出ました。

10数分ほどして、パトカーがまた廻って来ました。警告を無視して、道路上にまだ残っておられた3名の老人の撮影者を強制的に連れて行きます。聞けば、公務執行妨害罪です。身分証明書の提示を求められ、次に同罪を犯した場合は、逮捕しますと言われたそうです。

絶好の撮影地です。撮影する側も、警備する側も緊張しています。せめて、SLが来る直前までは、その場所に来るのは、控えていたほうが良いと、忠告する人もいたのですが、それでも居座ったのですから、どうしようもありません。

こういった現場トラブルが、全国各地のSL撮影地で起こっているのでしょうね。鉄道ファンが増えている事は歓迎すべきでしょうが、限られた絶好の撮影地には、全員が収容できません。はみ出た撮影者が許可されない場所に行かざるを得なくなるのは、容易に考えられます。

これを見るのが嫌で、布原以来、鉄道撮影を諦めた経緯があります。かつては、夜間にヤードで撮影していても、珍しい趣味を持っているなあと現場の方々に歓迎されて、お茶までご馳走になりました。もう、こんな時代はやっては来ない!

関西本線でも問題となり、マスコミを騒がせましたが、撮影マナーを取りあげたり、規制警備を厳しくするだけでは、何の解決にもならないのは、この現場を見れば一目瞭然です。

そこで一案、鐡道ファン以外にも撮影者が集まる、イベント列車を走らす際は、
① 鉄道側で、イベント対応の専門スタッフを置いて、撮影者が集まる所には、配置する。
② ①は、既に実施されている事が多いので、地元鉄道ファンのボランティアを公募して、①とチームを組んで、撮影者側にたっての撮影指導を行う。
③ 肝心なのは、①、②共に同じ場所に同じ担当者が行い、人が替わる度に、規制具合も替わる様な事がないようにする。
④ 新しい試みとして、撮影者が集中する撮影ポイントには、有料のお立ち台を数多く設置する。有料指定観覧席の設置です。今までと違い抵抗はあるでしょうが、京都の時代祭りや大津の花火大会等、毎年設置されています。1番良い場所で見たり撮ったりするには、それなりのお金を必要とするのは、社会的にも通用すると思っています。
有料指定観覧席は、インターネットやみどりの窓口で申し込んで購入出来るようにすれば、前もって撮影場所を確保でき、遠方から来られても、安心です。脚立や大型三脚等の場所取りで、他の撮影者に迷惑をかける事もなくなります。
⑥ ①②のチームで、集中する撮影場所近くには、臨時駐車場を用意する。有料指定観覧席購入者には優先的に提供を行う。

これまでは、イベント列車に乗車される方のみへのサービスばかりが、提案実施され、撮影者対応は、柵を設置したり、警備増強ばかりで、邪魔者扱いのマイナス思考でした。

遠くから撮影を楽しみ来る撮影者の立場に立った、受け入れ体制は、全く検討もされてこなかったように思えます。
そろそろ、マイナス思考は捨てて、積極的に撮影者を受け入れる体制を考慮すべき時がきているのではないでしょうか。

少なくとも、撮影する鉄道ファンは、鉄道を愛しています。意図的に列車を、停めたりしようとはしていません。愛されている鉄道側は、それに答える必要があります。いつまでも、迷惑と思い続けていては、解決にはならないと思います。
今回訪れた絶好の撮影地『西人吉』の混乱振りを見てしまうと、こんな事を思わずにはおられませんでした。



見事な桜並木です。多少注意されても無理しても撮りたくなります。

風が出てきて、煙が流れてしまいました。丸田氏は、これでは写真にならないので、再挑戦すると言っていました。明日火曜日は、SL人吉号は運休日です。明日は、休んでゆっくりすると言われましたが、多分新幹線でも撮るんでしょうね。

この日は、折り返し列車撮影を済ませた後、道を間違えずに追っかけをして、球磨川橋梁を渡る定番撮影地で、丸田氏と一緒に撮影した後、明日の撮影に備えて『道の駅-不知火』に向かいました。今夜もゆっくりと温泉に浸かって、疲れを取りました。