2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part24 高速鉄道にICE3登場、コンヤのトラム

DSCN2354048▲ 帰路のコンヤ駅ホームです。降車客の下車が終わって、ホーム乗車スペースに向かうために待機しているのは、何とシーメンス製のICE3ではありませんか。
高速鉄道が開業した時になぜに性能・仕様・実績の劣るスペイン製にしたのか不思議に思っていましたが、やはり真打ちの投入になりました。
現在アンカラ~コンヤは所要時間1時間43分ですがTCDDとしては近い将来に1時間15分を目指しています。そのためには運転速度も300km/h越えまで引き上げるそうですのでICE3が必要になったのでしょうね。見た目、重心が高く見えるHT65000系よりもHT80000系の方が重心が低く安定性が良さそうです。
高速鉄道線にとって運行する電車は同じ車両の方がダイヤ編成上、都合が良い事は明らかです。それでも開業してわずかな期間に変更するとは、何かT65000系に不都合が見つかったのか、これからの増備車は、HT80000系になりそうです。

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2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part23 乗せてもらえない切符、アンカラ⇒コンヤ 高速電車の乗り鉄旅

① アンカラ8:50(YHT)⇒10:33コンヤ
② コンヤ15:50(YHT)⇒17:25アンカラ
③ アンカラ18:00(東部特急)⇒翌日18:29カルス
01_トルコ鉄道Map200今日はコンヤのトラム撮影のためアンカラから日帰り往復プランを計画していました。切符も確保済みで、コンヤでは約5時間を撮影にとれます。コンヤのトラムは1986年~1992年に18㌔が建設され、かつてのケルンDuewagのトラムが走っているそうです。

アンカラに戻ってからは24時間29分をかけてトルコの東の果てのカルスへとブルートレインで向かいます。今回の旅では乗り鉄も楽しもうとメインに考えていました。走行距離は1,365㌔、国際列車を除くと、トルコでは最長区間を走行する列車です。ただ②と③の乗継時間が35分しかないのが不安でしたが、駅員の話しでは在来線が遅れるのは日常茶飯事だが高速鉄道が遅れる事は殆どない、大丈夫とアテには出来ませんがお墨付きをもらいました。
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2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part8 トルコ高速鉄道に初乗車 エスキシェヒルからアンカラへ

01_トルコ鉄道Map_200【 トルコ高速鉄道(略称;YHT)
首都アンカライスタンブール間(533㌔)を結ぶ鉄道として全線複線近代化する計画で始まりましたが、途中からは高速専用鉄道、最高速度250km/hに変更され建設が開始されました。2009年3月13日にアンカラ~エスキシェヒル(245㌔)が完成、トルコ鉄道初めての高速列車が走り始めました。それまでは約6~9時間の所要時間だったのが1時間20分前後に短縮されましたので超大幅な時間短縮でした。
次いで2011年にはアンカラ~コンヤ(309㌔・途中から分岐)が開業しました。こちらも約10時間の所要時間が1時間40分前後にが図られました。
そして2014年7月にはイスタンブール郊外のペンディック(506㌔)まで延伸されました。一昼夜かかっていた所要時間は4時間前後と大幅短縮になりましたが、中心部まではまだ工事中です。市内中心部までの交通アクセスが出来ていなく予想外に時間がかかり、途中まで開業しているメトロが延伸されますと飛躍的に利用は伸びると期待されています。今後も高速鉄道の延伸は続けられトルコの主要都市間を結ぶ計画ですが、完成は遅れがちです。

使用車両はスペインCAF製HT65000形、全長27,350㎜、車幅2,825㎜、車高4,100㎜、6両編成の出力は4,800kw、最高運転速度250km/h、2ユニット連結可能です。増備車両としてドイツ・シーメンス製ICE3が入ってきていますのを今回確認しています。

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