トルコの国土面積は日本の約2倍、トルコ鉄道の総延長は約11,000㌔、開業は日本の1872年(明治5年)より早いオスマン帝国時代の1856年(安政3年)で、今から159年前でした。
今夜は現在運行しています夜行寝台特急の中から最長距離を走行する東部特急 DOĞU eks.に乗車してトルコの東の果てカルス(Kaes)まで参る乗り鉄旅を楽しみます。
乗車するのは紫色の線で首都アンカラからカルスまでの1,365㌔を24時間29分をかけて走行します。平均速度は55.75km/hです。▲ トルコの鉄道路線図です。赤線は現在開通しています高速専用鉄道線、青色は計画線です。現在、高速バスに奪われている中・長距離客ですが完成すると飛躍的にシフトされると期待されています。
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2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part9 アンカラメトロ、アンカラからカイセリへ
2015年 西方見聞録 トルコ鉄路の旅 Part8 トルコ高速鉄道に初乗車 エスキシェヒルからアンカラへ
【 トルコ高速鉄道(略称;YHT) 】
首都アンカラとイスタンブール間(533㌔)を結ぶ鉄道として全線複線近代化する計画で始まりましたが、途中からは高速専用鉄道、最高速度250km/hに変更され建設が開始されました。2009年3月13日にアンカラ~エスキシェヒル(245㌔)が完成、トルコ鉄道初めての高速列車が走り始めました。それまでは約6~9時間の所要時間だったのが1時間20分前後に短縮されましたので超大幅な時間短縮でした。
次いで2011年にはアンカラ~コンヤ(309㌔・途中から分岐)が開業しました。こちらも約10時間の所要時間が1時間40分前後にが図られました。
そして2014年7月にはイスタンブール郊外のペンディック(506㌔)まで延伸されました。一昼夜かかっていた所要時間は4時間前後と大幅短縮になりましたが、中心部まではまだ工事中です。市内中心部までの交通アクセスが出来ていなく予想外に時間がかかり、途中まで開業しているメトロが延伸されますと飛躍的に利用は伸びると期待されています。今後も高速鉄道の延伸は続けられトルコの主要都市間を結ぶ計画ですが、完成は遅れがちです。
使用車両はスペインCAF製のHT65000形、全長27,350㎜、車幅2,825㎜、車高4,100㎜、6両編成の出力は4,800kw、最高運転速度250km/h、2ユニット連結可能です。増備車両としてドイツ・シーメンス製のICE3が入ってきていますのを今回確認しています。