叡電“リバイバル721” 雪のなかを走る

叡山電鉄では、2月1日から700系最後のリニューアル未施工車の721号を、昭和62年にデビュー当時の塗装、アイボリー&マルーンに復刻し、「リバイバル721」として運転しています。一度は写しに行きたいと、以前の本稿でも述べましたが、今冬最強の寒波が訪れ、昨日未明に起きてみると、外は真っ白! またまた“雪が降ったら叡電へ”となりました。出町柳駅へ駆け付けると、叡山線の3本運用のなかに、うまく「リバイバル721」が入っていて、本格的な積雪のなか八瀬比叡山口、三宅八幡で撮影しました。

700系は、発生部品を利用して製造された、初の冷房付きで、30年以上が経過したため、平成30年から順次リニューアルを行っている。未施工は721号だけとなり2025年度にリニューアルを実施することになったため、工事が始まるまでの期間限定でデビュー時の塗装に復刻して運転することになった。
デビュー当時の塗装は、アイボリー&マルーンだったが、平成17年より順次、黄緑、緑、青、赤の4類の帯色へ変更した。その後、本格的なリニューアル工事を行い、右の722号のようなスタイルや、観光電車「ひえい」など、大幅な変貌を果たした。

デビュー当時の塗装は平成23年までの724号を最後に姿を消していたため、13年ぶりの復活となった。復刻カラーの期間は、2月1日から5月6日までの約3ヵ月間、そのあとリニューアル工事に入る。雪のなかとしては、最初で最後の貴重な一日となった。

 

デビュー当時の700系

700系は昭和62年にデビューの両運車で、叡電として初の冷房車、ワンマン運転用とした。発生部品元や細かい仕様の違いにより、デオ710形(2両)、デオ720形(4両)、デオ730形(2両)の3種類に分かれる。写真のように、のちに車両正面、側面に叡電のロゴを追加している。今回も、ロゴの貼り付けや、過去に存在したバリエーションを再現する予定になっている。この車両が登場した当時、ほかの車両は、デナ系のクリーム&濃グリーンの塗装だったが、ワンマン運転を視認できるよう、当時の京福グループの京福バスと同じ、アイボリー&マルーン塗装となった。「く」の字スタイルの前頭部ととも、叡電のある時期を印象付けるスタイルとして、懐かしい思いだった。

 叡電“リバイバル721” 雪のなかを走る」への6件のフィードバック

  1. やはり叡電へ行かれましたか! 昨日は午前中に目覚め、窓から外を見ると10センチほどの積雪。この雪なら総本家様はきっと叡電の沿線へ出かけられただろうなと思っていました。私も近くで市バスの写真でもと考えないではありませんでしたが、いや、寒い、外へ出るのはいやや!となり、布団へ逆戻りしました。
    写真を拝見すると積雪量は中京区と変わらないようですね。それにしても、総本家様の旺盛な行動力には、ただただ頭が下がります。

    • 紫の1863様
      まるで、私の行動を見透かされていたようですね。雪が積もると、狂喜して、朝早くからカメラを持って飛び出すのは、老人になっても変わりません。この日の叡電沿線の積雪は、気象台のある中京区と、それほど変わらなかったようですが、久しぶり復刻色とともに堪能しました。

  2. 目覚めれば外は真っ白の朝でしたね。家人を阪急西院まで車で送った帰りに撮りました。西大路三条の西です。幹線道路が真っ白になったのは久しぶりのように思います。

    • 乙訓の老人の甥さま
      お互いに元気ですなぁ。いゃ~、雪の嵐電もいいですね。京紫も、白銀に映えていますし、江ノ電色はさらにいいです。新車のKYOTRAMも、この色にしたらいいのにと思います。お書きのように、久しぶりの本格的な積雪でした。幹線道路が真っ白になったのは、2年前の2023年1月25日以来だと思います。その時の様子です。

  3. ニュースで京都では8センチの積雪と言っていましたのでもしかすると行かれたのではと思っていましたが、すごい行動力ですね。
    今回当地はそれほどの雪でなく2,3センチといったところでしょうか。先に投稿しました成瀬のラッピング電車のラストラン1日前だったので、撮りに行こうかと思いながらめげてしまいました。反省しています。

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