京阪石坂線には多くのラッピング電車が走っています。ラッピング電車を好んで撮っているわけではありませんが、地元に住んでいるものとして四季折々に石坂線の写真を撮っていますので、その中にはラッピング電車の写真もあります。
また、昨年にはNHK大河ドラマ「光る君」、昨年の本屋大賞に選ばれた「成瀬は天下を取りにいく」と地元大津にちなんだラッピング電車が走りました。「光る君」は2月2日、「成瀬」は2月9日が最終運行となりましたので、これに合わせて少し紹介させていただきます。↑ 2024.9.4撮影「成瀬は天下を取る」ラッピング電車。
昨年本屋大賞を取ったこの本と続編は地元の施設、地名が実名で出てきて大人気です。ちなみに主人公の成瀬あかりの通っていた高校は私の卒業した高校で、それもあってこの電車はよく撮りました。
そもそも写真を撮りだしたのが定年になる少し前あたりからなので、いつごろからラッピング電車が走り出したのかわかりませんが、最初に撮っていたのは2009年10月11日の京阪1dayチケットの広告が貼られたものです。果たしてこれがラッピング電車と言えるかですが、当時はこの程度の広告電車ではなかったでしょうか。その後2012年に撮った写真では大きなシートが貼られたものが写っていてラッピング電車らしくなってきました。
↑ 2009.10.11 「京都嵐山、びわ湖大津1dayチケット」
↑ 2012.9.26「大津祭と大津祭公式キャラクターちま吉」ドアや窓部分にも貼られてだいぶん面積が広くなりました。
↑ 2013.12.23「おでん電車」更に貼る面積が拡がりにぎやかになりました。
その後全面にシートが貼られて、これが本当の意味でのラッピング電車となりました。テーマはいろいろですが、京阪に関係する観光関係の紹介に加え、純粋の企業広告も全面ラッピングのものが多くなりました。また以前は貼付けも簡単だったので1、2か月で変わるものが多かったのですが、全面ラッピングの場合は貼付けの手間に加え、制作費もかかることでしょうし「光る君」のラッピング電車は昨年の2月16日から今年の2月2日まで約1年と長くなっています。
↑ 2016.4.5「ちはやふる」私が撮った中では一番古いものです。ここまでになるとプロでないと貼れませんね。
↑ 20171.15「響けユーフォニアム」京アニの大ヒットシリーズで、舞台は大津でなかったかと思いますが、宇治の高校の話なので京阪がタイアップして、現在も別のデザインで「京阪電車X響け!ユーフォニアム」が走っています。
↑ 2018.3.4「比叡山・びわ湖」と「伊藤園おーいお茶」こちらもデザインの違うものが走っています。最近企業のラッピング電車は全面のものもあり、現在は佛教大学、京都橘大学などもあります。
↑ 2024.9.4 「光る君」大河ドラマの効果は大きいですね。石山寺には多くの参拝者が訪れ、源氏物語をモチーフにした山のある大津祭も盛り上がりました。
ところでラッピング電車で忘れることのできないのは、亡くなられた吉田先輩のご紹介でジャズフェスティバルのラッピング電車のラッピング貼りをお手伝いしたことです。当時吉田先輩は大津ジャズフェスティバルの実行委員長をされていて、ラッピング貼りは実行委員会がすることになっていました。錦織車庫で行われたその作業は20人くらいが集まり、京阪電鉄の方に指導を頂いて作業を行いました。この様子はデジ青でも紹介させていただきました。↑ 2013.9.21「大津ジャズフェスティバル」初めてのラッピング作業。吉田先輩自ら指示して作業されました。
この作業は翌年にも行われました。この際には沖中先輩も参加され、楽しそうに作業をされていました。ラッピング電車を見るたびに当時のことが思い出されます。
↑ 2014.9.21「大津ジャズフェスティバル」ラッピング作業風景。沖中先輩の他、ぶんしゅうさん、玉田さんも一緒でした。
昨年来、仕事の関係で週1程度のペースで滋賀県(特にJR大津駅界隈)に行っており県庁から琵琶湖方面に歩いて下っていくと島ノ関駅に到達できるのでびわ湖浜大津駅から京津線に乗り換えて京都方面に向かったり明日都で用事をしたりの時に京阪を利用しています。昨年は「光る君へ」や「成瀬」などのラッピングはよく遭遇しました。改めて拝見すると撮っておいたらよかったかなとも思います。日常の記録はやはり重要ですね。
びわ湖浜大津駅の交差点にはカメラを持った方をよく見かけるようになりました。ラッピング電車の効果でしょうか?当地によく来られているとのこと、石坂線の場合運用を知らなくても中間地点のびわ湖浜大津におれば最大40分待てば捕まえることができます。いろんなのが撮れますので是非一度撮ってみてください。
もうずいぶん前になります。京阪石坂線に「特急色」を撮りに行った時のこと、やってくる電車はラッピングが多く、お目当ての「特急色」にはなかなか出会えませんでした。でも、せっかく浜大津まで来たのだからと、シャッターを切りました。「ちはやふる」「日本昔話」「マザーレイク」など、緑の濃淡の原色よりもラッピング車の割合が多かったのを覚えています。そんな中に「びわ湖大津 秋の音楽祭」のラッピングもありました。2012年10月15日、三井寺で写しました。
画像の添付を忘れました
紫の1863様
特急色はいいですね。私も特急色狙いで撮りに行きました。大津市役所前に特急色が停まっているのを見て大急ぎで撮りに行きましたが、肝心の特急色は一部欠けてしまい、紫の1863さんも撮られた音楽祭のラッピング電車の方が中心になってしまいました。2012.9.26のことでした。この時期は車体の下半分のラッピングだったと思うのですが、全面ラッピングが始まったのはいつごろからだったでしょうか?
少し調べてみると石坂線では2011.10.17から「ガンダム」のラッピング電車、2012.7.24から「ちはやふる」のラッピング電車が走っていました。いずれも全面ラッピングのものでした。結構以前から走っていたようです。さらにさかのぼってもあったかもしれませんね。
大津の86さま
私も大津へ行くと、ラッピングを楽しませてもらっています。大津支社としては増収のためにもラッピングを推進しているようですが、京都市の広告規制が厳しく、京津線で全面的なラッピングは難しいと聞きました。
「成瀬」のラッピングを見て、小説の舞台になった、86さんの通った高校や膳所駅周辺のことを思い出しました。「成瀬」ブームは、失礼ながら、滋賀県だけの一過性のものかと思っていたら、過日、東京の滋賀県アンテナショップが「成瀬」一色になっていて、眼を見張りました。
昨年は大河と成瀬で大騒ぎでした。主に動いているのがびわ湖大津観光協会で、会長は京阪の平川社長ですので、京阪電鉄が全面的にバックアップされています。滋賀県でも特に大津近辺が中心の盛り上がりでしたが、この勢いが全国区になってくれるといいのですが…
大津の86様
京津線はなかなか乗る機会がないので、楽しませて頂きました。
ラッピングは大はやりですね。
阪急も今は万博ミャクミャクくんやトムとジェリーですか!
ところで、沖中さんや吉田さんのお姿には・・お元気だったんですね。
響けユーホニアムはついつい京アニの放火事件を思い出してしまいます。しかし、京アニ制作の作品群は次から次へと湧き出してきて、その凄さの健在ぶりに頭が下がります。
やがて春、京津線の花と山や湖との美しさが映えてきますね!
コメントを頂きありがとうございます。ラッピング電車は今まではあまり興味がなかったのですが大津線のような2両の小さな電車によく似合うように思います。
京阪錦織車庫でラッピングのお手伝いをしてからもう10年以上たってしまいました。改めて月日の経つのは早いと感じました。