北の大地へ2010年初夏編 Part8 釧網線

第9日目 2010年7月2日

久しぶりに雨の降らない朝を迎えました。47-508の同泊者の方は、72歳のおじいさん1名でした。既に3連泊しておられ明日3日から2日間、雄武町から斜里町までの212kmを駆け抜ける「インターナショナルオホーツクサイクリング大会2010」参加のために来られたと言っておられます。我々よりも元気なおじいさんです。

▲ 1972年当時の卯原内駅です。湧網線は道内でも好きな路線でしたので、よく乗りよく撮影をしました。
▲ 美唄の4110形機とまではいかなくとも塗装され一新されたのか、綺麗な49643号機。走行していなくとも落ちついて熟睡できたオハ47-508でした。

宿営地の卯原内駅交通公園前のサイクリングロード(湧網線跡)も走られるようで、朝からボランティアの方々が休憩所の準備をされていました。
この時期に道内でのスポーツイベントは他にもありました。北の大地に着いた翌日に丸瀬布温泉に入っていた時に「あなたも明日の100キロマラソンに参加ですか」と聞かれました。6月27日もサロマ湖では、国際陸連が公認する「サロマ湖一周100キロマラソン」が開催されていました。26日北見地方36度と数10年ぶりの猛暑になりました。一緒に入浴しておられた方は、こんなに暑ければ完走出来る自信はないと言っておられましたが、どうだったのでしょうね。
まだ曇り空でしたので撮影も難しいと、管理人のマスターが来られるのを待ってから出発しました。


▲ 1972年9月9日網走駅 斜里発7:05網走着8:01、C58-392牽引の始発622混合列車。

▲ 1972年(昭和47年)9月9日、前日札幌22:15(大雪6号517レ)→4:04遠軽4:21(622D)→4:41中湧別
5:12(921D)→7:49の行程で網走駅に到着し、発着列車を撮影しました。大雪6号は北見からは1527普通列車となって、後から7:57に到着しました。C58-331牽引、オロハネ10形を入れた10両(北見までは12両)の堂々たる編成でした。

9:50鱒浦駅着釧網線も網走側は木造駅舎が多く残っています。
▲ 網走駅に1番近い木造駅舎の鱒浦駅、ホームは1面1線。

10:00藻琴駅着

▲ 木造駅舎内に食事・喫茶「トロッコ」があります。この駅から、北浜駅、浜小清水駅、止別駅と駅舎内に食事・喫茶店が続いてあります

そして昨日長居をした北浜駅を通過して、ロケハンでノミネートしておいた花々の咲く沿線での撮影を開始しました。

▲ 原生花園臨時駅に掲示してあった沿線ガイド、クロユリだけは終わっていました。

▲ 10:17、北浜→(臨)原生花園 エゾスカシユリ、エゾキスゲ満開の群落の中を行く、快速「しれとこ」3727D(キハ54-515)。学生時代も同じ場所で混合列車を撮りましたが、モノクロでは花も雑草にしか写っていませんでした。

▲10:59、北浜→(臨)原生花園 4729D(キハ40-725)▲ 左、エゾスカシユリ。 右、エゾキスゲ。

12:20
止別駅着。こちらはルピナスが満開でした。

ここからUターンして浜小清水駅間の定番撮影地に移動して、知床連山をバックに撮りました。ハッキリとは見えませんでしたが、丁度いい具合に霞がかかっていて、違った光景が見えました。

▲ 12:51、止別→浜小清水 4732D(キハ40-725)

近くに食堂はありませんので、お昼ご飯はここでレトルトカレーとご飯を温めてのアウトドア食です。明日は雨で大荒れ予報でしたので、今夜の宿を川湯温泉駅の掲示板で見て気になっていた駅より徒歩5分、1泊2食5,500円の「旅・人・宿 あさ寝坊」を予約しました。

昨日とアングルを変えて、ルピナスの咲く斜里川鉄橋で4731Dを撮影後、知床斜里~止別間のお薦め撮影ポイントを探しますが、案内文の道が見つからずまた迷走です。仕方ありません。私の嗅覚と勘を頼りに地図にない道を見つけて線路沿いを、ここはと思う場所で止まりながら走りました。道は途中で切れて先には行けずUターンして、チェックしておいた場所を厚内での撮影と同様に道を開拓して撮影場所を造りました。

▲ 斜里川鉄橋手前から左折をして止別駅へと線路沿いの砂道を向かいましたが、3分の2ほどの所で通行止めの標識がありました。エゾスカシユリの群落はあるのですが、肝心の線路際にはなく高台からの撮影となりました。

次の撮影地は、昨日ハッキリと姿を現さなかった斜里岳の見えるポイントですが、今日はなだらかな山麓すら見えず、山間部に近づくにつれて厚い雲となってきました。各駅を立ち寄りながら川湯温泉へと向かいましたが、硫黄岳も見えませんでした。

▲ 古びた木造駅舎は止別駅から先は川湯温泉駅までありませんでした。

今日の温泉は、宿近くにある共同温泉「つつじの湯」入浴料300円へ参りました。川湯温泉とは泉質が異なり刺激感がありませんが、少し硫黄臭のする源泉かけ流しのお湯です。川湯温泉駅からも徒歩5分ですので、乗り鉄の旅でも行けます。「つつじの湯」のHPです。
http://www.masyuko.or.jp/pc/onsen/tsutsuji_no_yu.html

「旅・人・宿 あさ寝坊」は、今まで泊まった宿とはちょっと違っています。民宿、ペンションでもなく、かといってYHでもありません。聞けば、かつて我々が泊まったYHはアルコール禁止等、何かと制限が多く若者離れを起こしていたので、格安宿泊料金で垣根を取った宿を目指して運営されているそうです。食事は、親子3人家族の方々と一緒にしました。これには、びっくりしました。

同じような宿は北海道各地にはあるようで、情報誌「とほ」が発刊されています。道内のコンビニ「セイコーマート」全店や各書店で購入できます。内地では、有名な書店でないとありません。ネットでも購入できますので、北の大地一人旅を目指す方はお求めください。情報誌「とほ」「旅・人・宿 あさ寝坊」のHPです。両方共お薦めします。
http://www.toho.net/
http://www7.ocn.ne.jp/~asanebou/

明日の天気予報は、また雨です。遠く日高方面に移動します。運転手一人では過酷な一日になりそうです。 Part9   へ続く

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