北の大地へ2010年初夏編 Part9 室蘭本線

第10日目 2010年7月3日
昨夜は雨がよく降っていました。「旅・人・宿 あさ寝坊」に泊まって正解でした。近くに有名な硫黄岳がありますが、総本家さんは行った事はないと言うので折角だからと、雨が上がった朝食前に行ってきました。午前8時までだと駐車料金が要らないのでお得です。

朝食はご家族3人と夜に北見から来られ、先ほどまでマスターと釣りをされていた友人の方も一緒でした。昨夜の夕食に出た「オショロコマ」(別名;カラフトイワナ)が、大漁だったようです。

お世話になった「旅・人・宿 あさ寝坊」です。民家と変わらずの外観。部屋は2階の男女別相部屋を予約しましたが宿泊していたのは我々2名だけでした。安いし綺麗ですし我々には十二分の宿です。

今日は、道内縦断の移動日です。寝台特急を架線のない伊達紋別駅付近で撮りたいと希望されていますので、8時には出発しようと思っていましたが、ご家族友人の方とのお話が盛り上がって9時になってしまいました。ナビに目的地をセットすると、走行予定距離は約500km、所要予測時間は約8時間を告げています。

春の西人吉行き約800kmに告ぐ走行距離ですが、こちらは殆ど高速道で前を見て走り続けるだけでした。今回は数ヶ所もの一般道の峠道があり、上り下りとカーブが続き、加えて鹿の出没も予測されますので前方は勿論左右も見ながらの慎重走行になります。初めての道で疲れもピークになってきている体調と合わせると、むしろ前回よりも過酷です。総本家さんには、安全第1で無理せず走るので、到着見込みは未定を告げて出発しました。

緑色が走行済み、赤色がこれからの道路です。平面で見ると、それほどではありませんが、立体で見ると難所です。

やはり道中は予想通りで、晴れているかと思えば急に降雨と濃霧発生等々の天候不順もあってナビ予測時刻には届かず、錦岡~社台間の架線区間に16:20到着がやっとでした。
総本家さんも計画時点で心配されておられましたが、やはり運転手一人では、一日当たりの移動距離は300kmまでに止めておかないと、疲れとストレスがでます。「何事もゆとりが必要」強行軍では、思う写真も撮れないと、あらためて知りました。夜の走行禁止と同様に車での移動撮影の鉄則です。結局、この日は特急「カシオペア」等を撮りましたが、掲載できる写真には至りませんでした。

今日の宿営地は、温泉が併設された道の駅「むかわ四季の館」。夕闇の到着となりましたが、直ぐに温泉に入って疲れをとってから夕食としました。
http://www.shikinoyakata.com/

道の駅「むかわ四季の館」の温泉は、加温のナトリウム塩化物強塩泉ですが、泉質はまずまずです。この近くには道の駅もなく、温泉もないので多くのオートキャンパーが泊まっていました。鵡川は柳葉魚(ししゃも)が世界中で唯一漁獲されるそうです。昨年来た時は丁度産卵のため川を遡上する漁獲シーズンで、フルコースを食べられました。我々平民は通常スーパーで子持ちシシャモを買い求めていますが、これはアラスカ産の「カラフトシシャモ」と言い、姿形は似ていても別の魚だそうです。

今晩の夕食は、シシャモがなかったので、寿司と刺身です。高そうですが、夕方買出しに行くと半額になっていたり、二人前を一人分の値段で買えます。TVは地デジ・ワンセグとBlu-rayディスクも見られる充電式を持っていきましたので、毎晩ビールを飲みながらゆっくりのディナータイムでした。

22:30近くに数台のキャンパーがやってきました。近くに大阪ナンバーの車が止まり、70歳代のご夫婦が降りてこられました。聞くと何回も来られているそうで、敦賀港から乗船し21:00に苫小牧港到着した。宿営地にはここが近いのでよく泊まるといっておられました。旅行好きで、マイ飛行機を操縦して世界一周もされたとか、普通のキャンパーさんではありません。車も小型ワゴン車ですが、自作で立派なキャンピングカーに改造されておられます。

翌朝携帯に軽自動車のワゴンRでサハリンを回り、ウラジオストックへフェリーで渡って無事に着きましたと、冒険旅行仲間からのメールが届いたと見せてくださいました。どこまで行かれるかは聞きませんでしたが、ワゴンRでユーラシア大陸縦断でも考えているんでしょうか? もっとびっくりしたのは、20歳代の女性の一人旅だそうです。道中、大丈夫なんでしょうか? すごいオンナもいるもんですねぇ。
Part10   へ続く

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