沖縄モノレールの藤本氏のコメントを受けて、広島にしかないローカルな乗り物をご紹介します。かつて西の箱根と呼ばれ D52やEF59が活躍した瀬野-八本松の あの瀬野駅から北側の住宅団地を結ぶモノレールとロープウエイの合体したような乗り物です。正式名称は「広島短距離交通瀬野線」ですが、スカイレールみどり坂線、あるいは単にスカイレールと呼ばれています。1998年にセキスイハウスと青木建設が瀬野駅北側の高台に住宅団地(スカイレールタウンみどり坂)を開発し、瀬野駅と団地間を結ぶ公共の乗り物として開業しました。1998年8月28日に開業、もと瀬野機関区があってEF59が並んでいた駅北側に建てられた駅が「みどり口」、中間駅が「みどり中街」、終点が「みどり中央」で 全長1.3kmの 軌道法に則ったれっきとした鉄道です。特徴は最大263パーミルの急勾配です。ロープウエイは風に弱く カーブができませんが、スカイレールは懸垂型モノレールのようなもので風には強く、ロープ牽引で急坂登坂、曲線走行ができます。駅構内はリニアモーター駆動です。座席8席、総定員25名の小さなゴンドラ2両が行ったり来たりしています。1999年には鉄道友の会ローレル賞も受賞していますが、あまりにローカルな乗り物のため知られていないと思います。私も開通直後に一度乗ったきりです。
定員25名。夜遅くなると狭い車内は個室のような感じになって 若い女性には不人気。今は団地内に小学校ができたので廃止されたが、以前は小学生通学専用便も運転されていた。下の写真は開通直後のため まだ家は少ししか建っていないが 今は景色も変わっているだろう。
主に軌道関係を神戸製鋼所が、車両を三菱重工三原製作所が製作した。下は開通を伝える社内報(三原通信 1998年10月号)です。
残念ながら後続の受注工事はなく、全国でここだけの乗り物になっています。広電の路面電車撮影などのついでに、瀬野まで足を延ばして 話のタネに乗ってみられるのも一興かも。当地へお越しの節は 是非ご連絡下さい。
スカイレイルのご紹介有難うございます。
ロープウェイと懸垂式モノレールをミックスしたような感じですね。開業時に趣味誌で紹介があったような気がしますが、その後のレポートは今回初めてではないでしょうか。「ローレル賞」を受賞したというのも凄いと思いますが、かつてのD52やEF59の拠点に新交通システムが新設されたというのも面白いと思いました。
広島には度々紹介される広島電鉄、JR西日本の103系、105系、115系、唯一残った鉄道連絡船、弥山のロープウェイ等見所が一杯あり、リタイヤ後是非行きたいと思っています。
スカイレイルのご紹介有難うございます。
ロープウェイと懸垂式モノレールをミックスしたような感じですね。開業時に趣味誌で紹介があったような気がしますが、その後のレポートは今回初めてではないでしょうか。
「ローレル賞」を受賞したというのも凄いと思いますが、かつてのD52やEF59の拠点に新交通システムが新設されたというのも面白いと思いました。
広島には度々紹介される広島電鉄、JR西日本の103系、105系、115系、唯一残った鉄道連絡船、弥山のロープウェイ等見所が一杯あり、リタイヤ後是非行きたいと思っています。