三菱三原構内に保存されていました昭和26年製の三原製DLの初号機が本日福岡県筑紫野市に向けて旅立ちました。昭和26年にふそうバス、トラックの部品を多用して作られた5Ton機で、隣接する浅野セメント工場の構内入換え用として使われたのち、三菱糸崎工場で余生を送っていました。すぐ横に展示されていたC5776(三菱神戸製)は、鉄道車両工場のある和田沖工場構内に移設されましたが、この5Ton機はスクラップになる運命でした。幸いにも福岡県の㈱ワンマイルが運営されている「保存車両ヤード福岡」に引き取られることになりました。糸崎から一歩も出たことのない5Ton機が、九州に安住の地を得たことで、私も安堵しています。筑豊本線原田の次の駅、筑前山家駅の側線を利用した保存施設だそうです。すでに西鉄北九州線621号、西鉄北方線324号、筑豊電鉄2002号、加悦鉄道キハ51,鹿児島市交 花2号、国鉄検重車ケ15が保存されているそうです。OTOME様ほか九州在住の会員諸氏、機会があれば現地レポートを是非お願い致します。私も是非出かけようと思っております。
なお、報道関係者や鉄道マニアの誰も取材に来ておらず、三菱もあまり公開したくなかったような印象を受けました。