三菱三原の保存DLが九州へ旅立ちました(速報)

三菱三原構内に保存されていました昭和26年製の三原製DLの初号機が本日福岡県筑紫野市に向けて旅立ちました。昭和26年にふそうバス、トラックの部品を多用して作られた5Ton機で、隣接する浅野セメント工場の構内入換え用として使われたのち、三菱糸崎工場で余生を送っていました。すぐ横に展示されていたC5776(三菱神戸製)は、鉄道車両工場のある和田沖工場構内に移設されましたが、この5Ton機はスクラップになる運命でした。幸いにも福岡県の㈱ワンマイルが運営されている「保存車両ヤード福岡」に引き取られることになりました。糸崎から一歩も出たことのない5Ton機が、九州に安住の地を得たことで、私も安堵しています。筑豊本線原田の次の駅、筑前山家駅の側線を利用した保存施設だそうです。すでに西鉄北九州線621号、西鉄北方線324号、筑豊電鉄2002号、加悦鉄道キハ51,鹿児島市交 花2号、国鉄検重車ケ15が保存されているそうです。OTOME様ほか九州在住の会員諸氏、機会があれば現地レポートを是非お願い致します。私も是非出かけようと思っております。

R6-7-22 三菱三原構内でトラックに積み込まれる5TonDL

九州へ向けて出発!

なお、報道関係者や鉄道マニアの誰も取材に来ておらず、三菱もあまり公開したくなかったような印象を受けました。

三菱三原の保存DLが九州へ旅立ちました(速報)」への10件のフィードバック

  1. 西村雅幸さま
    筑前山家の側線、見ましたよ。今春EF81を撮りに行った際に、目的機の運用がなかったため、乗り鉄に切替え、博多から篠栗線で桂川へ、今や超ヒマな線区となった原田までをキハ40の単行で下りました。筑前山家に到着の際に側線になにやら車両が置かれているのを発見しました。私が確認できたのは西鉄北九州線621号くらいでしたが、他にも数両あったようでした。他車を確認する前に私の頭は「621号が何故ここに!」の一点で凝固してしまい、あとの展示車は未確認の「何やら」になってしまいました。どなたか好きな方が収集されているのかなと思っていました。どうやら本格的ですね。また機会があればと思いますが、列車本数が少なく一度降りたら一日仕事になりそうです。
    いずれにしても5Ton機に安住の地が与えられたのは喜ばしいことですね。

    • 1900生様 私は昨年の9月に原田から折尾まで乗り鉄しましたが、筑前山家では全く気付きませんでした。車両の保存が始まる前だったのかもしれません。かつては急行阿蘇が走り、石炭列車で賑わった筑豊本線の現状を、単行のキハ40の車窓から味わいました。5Ton
      機や加悦キハ51に会いに行くという目標ができました。

  2. 西村雅幸様、
    三原製のDL2両のクレーン写真が並んでしまいました。C57 76号はYoutubeで見たような気がしますが、5tDLの方は全く知りませんでした。
    渡辺肇氏の「日本製機関車製造銘板・番号集成」で調べてみると、中日本重工の銘板が取り付けられているとのことで、是非とも実見したいと思った次第です。

    • 四方誠様 確かにDF5018に続いて三原生まれのDLがクレーンで吊り上げられる様子が偶然ながら続きましたね。中日本重工の銘板が今も残っているかどうかわかりませんが、私も実機を再調査したいと思います。コメントありがとうございました。

  3. 西村雅幸様
    通りすがりの部外者ですが、私も昨年の5月にED76とEF81を撮影に九州に行きましたが、その時の移動途中に筑前山家の保存車両を見に行きました。あれは企業が運営されているんですね。全く知りませんでした。民家裏にある507もその企業のものでしょうか? きっかけはたまたま見た県道77号の筑前山家駅近くの民家の裏に錆びたバスと路面電車がチラッと見えたのがきっかけです。それを見に行こうと思い駅前に着いたら線路の南側に多数の車両があったのでそれもついでに見てきました。 民家の裏側にあったのは507です。駅の南側には2002、621,324,加悦キハユニ51の4両がありました。当時は花2号とケ15はありませんでした。

    • 田中敏一様 写真を添えての詳しいご報告ありがとうございます。個人で車両を買い取る資金は何とか工面できても、その車両を保存する場所の確保ができないため、涙を飲んで買取りを諦めるマニアが結構あるそうで、そんな人のために場所を提供するという目的もあるそうです。屋外で雨ざらしですので決して良い環境とは言えないものの、新たな取り組みとして良い流れができて行けば良いなと期待しています。

      • 西村雅幸様 たしかに保存場所の確保には悩みますね。路面電車といえどかなりの面積が必要ですね。ましてや20m車となるとなおさらですね(我が家より広い場所が必要!) 場所を提供してもらえると保存活動にも良い流れになっていけたらと期待しますね。
        写真は駅の北側(民家の裏側?)に1両だけポツンと保存されている西鉄市内線?の507号です。反対側の前面はかなり錆が出てます。これをストリートビューで見たのが始まりでした。

  4. “通りすがり”ではない、あの田中敏一さんですね。こまめに、いろいろなところへ撮りに行かれているのですね。筑前山家の保存車は初めて知りました。同じ福岡県の直方市の汽車倶楽部・保存会は、特別に見学させてもらったことがありました。蒸機が中心ですが、筑鉄電車や国鉄バスなども、実に美しく整備されていて、日頃の地道な努力には頭が下がりました。

    • 総本家青信号特派員様
      通りすがりもどき?の田中です。昨年はEF510-300が新製配置され76・81もいよいよ終焉を迎え、国鉄型電機の撮影はこれが最後になると思い行きました。鹿児島本線の教育大前付近での撮影が終わり玉名付近に移動するのにグーグルマップでルートを調べると、南下して飯塚から国道200号経由のルートが出てきたので冷水峠や筑前山家駅は今どうなっているか興味があり、県道77号のストリートビューで見ると駅北側の民家横にバスと共に路面電車が写っているのが見えたので移動のついでに寄ってみました。

      • 田中敏一様
        ご返信が遅くなり、失礼しました。そうだったのですか、国鉄型電機を撮りに行っておられて、発見されたのですか。偶然に発見されたものは大変気になりますね。私も九州の国鉄型電機は気になっていますが、なかなか行けませんね。別件のお願い、またご連絡いたします。

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