10月17日(土曜日)新京成電鉄くぬぎ山車両基地で第15回「電車基地見学・展示会」が実施された。自宅の近くであること、あわよくば近々廃車が予想される800系が撮影できるかも知れないと思って出かけてみた。
HPやパンフでは、ファン向きのものは「全車種ラインナップ撮影会」「新旧ダイヤの展示」「台車見学」くらいで、あとは「運転席で制帽着用撮影会」「8900形ミニ電車運行」「ドア開閉体験」等、子供とファミリー向けのものであった。
くぬぎ山駅から車両基地に行く途中、フェンス越しに800系が見えた。展示車両ではないがパンタが上がっており、フェンスの高さが2m程あり撮影はとても無理であった。もう少しフェンスが低ければ綺麗に撮影できるのに残念であった。それでも脚立に登って撮影している人がいた。取りあえず会場に行き全車種の並びを撮影したが、工場の窓から先程の800系の津田沼寄りの先頭車「モハ811」が撮影できたのはラッキーであった。一通り見学して帰りにフェンス越しにでも800系を撮影しようと思い、念のためコンデジをフェンスの穴に入れたところ、全車両ではないが、ギリギリ撮影が可能であった。
全車種ラインナップ(左から800系、8000系、8800系、8900系、N800系)
800系は昭和46年から50年にかけて日本車両でMc18両(モハ801~818)Tc6両(クハ855・856・859・860・865・866)T12両(サハ851~854・857・858・861~864・867・868)の36両が新製され、基本編成の4連6本と増結用の2連6本に組成された。新京成では初の高性能車であると共に初の純然たる新車であった。昭和60年から冷房化、前面の非貫通化、6連化に伴う中間車の運転台撤去等が実施された。新型車の登場により平成7年から廃車が始まり、現在は次の8両編成2本16両が残るのみとなった。
M811-M805-T857-M812-T859-M803-T854-M810
M813-M816-T863-M814-T855-M804-T853-M806
←京成津田沼
当日フェンス越しに撮影できたはM811編成で、M813編成は展示されていた。
現在、主に朝のラッシュに使用されているが、稀に終日運用に入っていることがある。何度か目撃しているがそんな時に限ってカメラを持っていない。
モハ811(津田沼寄りの先頭車)
モハ805
モハ812(運転台を撤去して中間車となっている)
サハ859(元クハで運転台を撤去して中間車となっているがクハとサハは元々通し番号であったため「ク」を「サ」に変更しただけである)
サハ854
モハ810(松戸寄りの先頭車)
モハ812の台車 FS329S2型