三江線と湯抱温泉

中国新聞では三江線特別取材班を立ち上げたようで、今朝の朝刊にもルポ記事が載っています。どですかでん様が三江南線の様子を紹介して頂きました。そのなかで湯抱温泉について触れられています。私は平成19年4月 三瓶山登山の際、湯抱温泉で1泊しましたのでどんなところなのかをご紹介します。

粕淵駅の観光案内図。邑智町は今は美郷町となっている。

粕淵駅の観光案内図。邑智町は今は美郷町となっている。 

 地図の右端に湯抱温泉や斉藤茂吉鴨山記念館が書かれています。この看板があった粕淵駅は小さな無人駅です。

粕淵駅

粕淵駅

この時には水害のためにバス代行していたためレールは赤く錆びたままです。待合室には時刻表が貼られていました。

代行バスと浜原以南の鉄道時刻表

代行バスと浜原以南の鉄道時刻表

湯抱温泉には数軒の宿がありますが、いずれもひなびた宿でした。

三瓶 080-1

神湯 湯抱荘

一見近代的な外観の宿でしたが、部屋には台所が付いていて自炊で湯治もできるようになっていました。泉質は含塩化土類食塩泉という茶色く濁った湯ですが 30℃前後の低温泉なので加熱しているようです。そんな温泉水を大きなポリ袋で売っていました。

三瓶 072-1

現在三江線全線に乗って通過しようとすると 列車は実質3往復しかありません。私は美郷町や湯抱温泉から1銭も頂いているわけではありませんが、是非湯抱温泉で1泊し、三江線で江の川の秋の風情をお楽しみ下さい。

三江線と湯抱温泉」への1件のフィードバック

  1. 西村雅幸様 粕淵駅と湯抱温泉の写真を見せていただきありがとうございます。ネット上で調べていると粕淵は銀輸送の拠点だったそうで、江戸時代は三次を通って尾道へ、そして瀬戸内海を大坂へと運んだようです。世界遺産の石見銀山が近くにありますが、このあたりまでは観光客は来ないようです。三江線は江の川沿いですが、銀の運んだ陸路は浜原から東へ行き、国道54号線上の赤名を通って三次へと運んだようです。三江線とはルートは違いますが、江戸時代の経済にとって重要なルートであったようです。これは飯田線と似ていて、鉄道は天竜川に沿っていましたが、街道は天竜川の東側にある谷を通る信州街道が塩の道として重要なルートでした。三江線を石見銀山の「銀の道」として考えて、歴史好きの人を来てもらうこともできるかもしれません。まずは、なにかきっかけとなるブームをつくらないとどないもならないような気がします。せっかく、近くに世界遺産石見銀山があるのですから。ところで、江の川の分水嶺はどこなのでしょうか?江の川はややこしい川のようです。

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