秋を愛でる-秋の空気の巻

KAWANAKAです。
秋を愛でる、ということで今回は秋の空気?にしました。
秋は光線の具合がきれいですが、先ずは田園の秋の雰囲気。秋は稲穂が垂れて稲刈りが済み、やがて田んぼは残り株一面の平面になり、白い霜が降ってくる。季節としては長いスパンだけれど、日本の秋の移ろいはそんなもんでしょう(偉そうに言いましたが)。
その前に1900生さまのコメントにもコスモスがありましたので、残り花というのではありませんが、同じなら秋らしく空が高い写真がええ、ということでひつこくもコスモスと高い空、欲張った風景を福知山線三田からお伝えします(あまり高くないかな。フロク!)。つ
いでに高い空ということでいつもの場所で恐縮でありますが拙宅の線路を挟んで反対側の田んぼから空を撮りました。バックの拙宅のある丘が写ってしまい愛嬌です。もっとワイドで接近すれば空が抜けるのでええのですが、田んぼへの進入許可をとってないので入れないことと、湿っているところに腹ばいにはなれません。この位で勘弁してや
ろうというところです。↓空(掲載)

 

さて、前回でお分かりのように拙宅の近所は周りが田んぼなので田んぼを入れた写真は山ほど、否、田んぼほど?撮れます。稲刈りを待つ田んぼを桃太郎が先を急ぎます。場所はススキで撮った所と同じです。雰囲気は違いますけどね。ここからは真昼間でもよく流しを撮ってしまいます。線路の反対側は鉄がよく居ます。1日2往復しかなくてもチャレンジしたくなる、そんな雰囲気です。桃

念のため、場所をマップに書いておきましょう。

青信号
秋の風景は田んぼだけではありませんよね。ここは千葉、収穫を終わった落花生畑にぼっちと言われる乾燥のための野積みがあちこちに出来ます。今年も見たいと足を引きずって出かけたまでは良かったのですが、ぼっちはすでになく、土手をひっくり返り落下するアクシデントまでいただきました。痛ーっ。期待した今年の写真はありません。
昨年の秋の季節の中をEF65貨物が走って行きます。好きな日本の秋風景です。↓ぼっち

ところで、秋と言えばやはり柿でしょう。桜はどこにでもあることと、花びらで景色を作れますが、柿は線路脇には意外とないものなのですね。木一杯に実がなるもんではないし、ちょうど良いのがなかなか見当たらない、せっかくあってもフェンスが邪魔とか、ね。実は拙宅の傍のコスモス写真の近所にも柿がなっています。なり方がショボイのでキレイには収まりません。でも見つけました。小湊鉄道上総川間です。駅は田んぼの(また、たんぼです)真ん中にぽつんとあって、桜もアジサイも紅葉もないので鉄は降りないみたいです。ないと言えばみどりの窓口ももちろん、自販機も売店もありません。エスカレータも自動改札もありませんが、汲み取り式の香り豊かな紙なし便所は完備しています。
道端で用は足せないので、駅で小さくお世話になってから、歩くこと5分、上総中野寄り右側に畑(今度は畑)の脇に柿はありました。焦点を変えたり右へ行ったり左へ行ったり、畑には入れませんから散々苦労して、体をねじって背伸びしてやっと撮りました。大したことない?まあ、そう言って下さるな。葉っぱのない柿の木でたわわに実っているのはあまりないのですよ(本当かな?)。↓柿

更に季節が進んで、枯葉が散ってゆき田畑が白っぽくなってくると秋が終わりに近づきます。滅多に撮らないと思う風景で恐縮ですが、残り少ない葉をヒツコクまとっている立ち木のたんぼ(また、たんぼ!)の向こうを特急が走り去って行きます。佐倉→物井での撮影ですが、ここまでトボトボ歩いてくる偏屈な人は滅多にいないみたいです。
線路とこの場所に川が流れていて来れないためで、一旦来たら物凄い大回りしないと線路に近づけないからでしょう。↓晩秋田んぼ

この頃になると、晩秋に近づいた大気の温度が下がり、湿度との関係が旨くマッチすると霧が鉄路を包みます。霧は秋特有ではないのですが、まあ秋ですよね。と言うわけで、既に今晩はモヤが出てきて霧の予感が・・。そして、あくる日は霜が降りてまさに霧になりました。
どうせ霧で延着することにして、土手の下でいつも乗る快速を1ショット。霧はにわかに晴れてきて綺麗な青空になってきました。延着という訳にはいかんですね。駅へ急ぐことにしましょう。
このようなスッキリした天気の日は遠くの煙突の煙が白く見えたりします。面白いので川面の水鏡を天地逆さまにしてみました(東海道本線高槻→摂津富田)。↓kiri
更に、このような晴れた日は傾いたお日さまの光と色が素晴らしい。
1日の撮影は傾いた日を入れておきたいです。というので今や1往復、土日しか運用のない僅かの客を乗せて走る回送状態の京成シティーライナーを狙いました。天邪鬼は落日をバックに京成の秘境と言われている大佐倉の陸橋から走り去っていくAE車を。これが向かってくる列車であればライトがついて格好ええのですが今は文句はいえませ
ん。え、何やて、反対を見たら順光やろて?それでは傾いた夕日にならんでしょう!な。↓シティーライナ

1日の最後は夕日です。ゆるい雰囲気をというので大きな太陽と列車のシルエットもええけど、夕焼けの空と鉄道なんて日常普通にありそうではないですか。地元に戻って、またもやチャリで上牧方面へ(前回のススキのとは場所は前より高槻市寄りですが撮影日が違います)。阪急電車が夕空の薄暮の中を帰宅のお客を乗せて走ります。日が沈む前に踏み切りを超えて反対側に出ました。沈み行く夕日を受けて河原町行きロングシートの特急がうなりを上げてよぎります。感度を思い切り上げ、黒を補正して撮ったら画像は荒れましたが、まあ夕焼けです。ええとするか。↓阪急
ゆるい写真、出しましたがどうでありましたでしょうか。秋から初冬にかけての空気が出ておれば、次は紅葉の出番です。
今回は、あちこちから紅葉の便りが聞こえてきてモタモタすると出番がなくなりそうです。それで前回から日数が開いていないですが整理しようとしていたおもちゃ箱をひっくり返してしまった訳です。ご容赦を。

秋を愛でる-秋の空気の巻」への1件のフィードバック

  1. KAWANAKA さま
    お~っ!EF65PF原色ですな。まだ走ってるんですね。これは東大宮で1カット撮っただけなんですよね。撮りたいのはやまやまなのですが、新鶴見機関区所属の首都圏運用組ながら、東海道・東北・高崎・成田等運用範囲が広く、かつ仕業数が24仕業(運用日数に換算しておよそ15日)もあり、さらに原色は配置40数両中僅か数両と少なく、従って遭遇確率は殆ど期待できませんので、捉えどころがなく中々足が向きません。その点、沿線に住まいされているというのは羨ましいですね。
    柿の木は仰る通り線路近傍には少ないです。あっても背景に人家が写ったりして、鉄道との組み合わせが出来ない!(組み合わせ難いのレベルを超えて)ケースがほとんどです。構図的に組み合わせ可能な場合でも、たいていは線路が遠く鉄道が遠景になってしまいます。柿はやはり実が成るということから、古来人家近くや畑に植えられることが多いことによると思われます。比較されている桜は昔から屋敷内には植えるなといわれていることもあり、またまとまって植えられることが多いため、駅や線路脇でもよく見られるようです。これが鉄道写真で柿の写真が少ない理由かと思います。
    秋の一日の雰囲気があふれた写真を有難うございました。

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