(11月21日)
2日めの11月21日は、ひたすら乗るだけの日です。ホテルは朝ごはん付きなのですが、ソウル8時4分発の客車列車Sトレインに乗るには、残念ながらホテルでの朝ごはんは諦めざるを得ません。Sトレインは、日本で言うとJR西日本の「あめつち」や「〇〇のはなし」のようなジョイフルトレインのような列車で、全車が特室(グリーン車)で、確かビュッフェのようなものもあった筈です。これが、麗水エキスポ12時56分着なので約5時間かけて走ります。Sトレインは、時間ギリギリになって入線してきました。しかし牽引機は、普通の8200形電気機関車です。以前は、Sトレイン客車と同じ塗装を施したディーゼル機関車だったのですが。
▲ソウル駅にSトレインが入線。普通の8200型電機の牽引だった。2025.11.21
客車も、外装こそラッピングトレインのようですが、特室と言うものの車内は、普通のムグンファ号客車とさして変わりません。リクライニングシートの席が殆どですが、ボックスシートの席でした。テーブルがあるのはいいのですが、いたって普通のボックスシートです。途中の景色はというと、実はあまり記憶に残っていません。ソウル都市圏を抜けても、高層マンション群があったりで、それなりに街なかの景色が続きます。4両の客車のうちの一両は、食堂スペースだった筈ですが、普通のシートに改装されてしまっていました。これなら、普通のムグンファ号に特室料金を払っているだけ?ですが、麗水エキスポへ直通する列車は、ソウルからですとKTXが頻発していますが、在来線からは直通列車が少ないせいかどうかよく判りませんが、私たちのボックスシートの通路側も途中で3人が入れ替わり坐ってきました。こんな列車なので、乗ることはあまりお薦めはしません。客車列車乗車目当てならムグンファ号が、まだまだ多く運行されていますので、ムグンファ号に乗ればいいだけです。時刻表を見ると、ジョイフルトレインのうち日立製のヌリロ号を改装したOトレインも運行を終了したようです。他のAトレインやGトレインも、このSトレインと五十歩百歩かも知れませんが判りません。
▲Sトレイン客車はほぼ、普通のムグンファ号客車。天井が少し派手。2025.11.21
▲KTXの第2世代、山川(サンチョン) 麗水エキスポ 2025.11.21
麗水エキスポでは2時間程度時間がありましたので、クルーズ船に乗って、船内でトンカツを食べました。そういえば昨日の昼もトンカツでした。戻りは、KTXです。KTXの初代は、フランスのTGVの技術移転で導入された車両で、日本の一般的なJRの特急車両よりもタイトな感じを受けました。これなら奮発して3列シートじゅうたん敷きの特室がいいかも、と思います。韓国の鉄道は、もともと標準軌間なのでKTXの新線から在来線に入る列車も多く、この新在直通は便利なのですが、よく時刻表を見ておかないと、例えばソウル釜山直通列車でも、経由が違うので列車によっては遅かったり、余計な運賃を払うことになります。ソウルから宿のある仁川富平で、日本でもブームになったチーズダッカルビを食べます。少し辛いのですが、ボリューム満点で満足感もたっぷりでした。
▲麗水エキスポ駅 2025.11.21
▲麗水エキスポの遊覧船から 2025.11.21
▲遊覧船で食べたトンカツ、量は少なめ。2025.11.21
▲KTXⅠ(初代)の車内は結構タイト感がある。2025.11.21
▲富平で食べたチーズダッカルビ、韓国のご飯は、辛いものOKなので美味しい。2025.11.21
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