木次線 出雲坂根のスイッチバック

いつもコメントをいただいておりますクモハ73106東ウラさんから出雲坂根のスイッチバックでC56形が活躍した当時の貴重な写真をいただきましたので掲載させていただきます。カラーでいただきましたが退色劣化激しく、私の技術ではどうやっても復元不可能でしたのでモノクロにてなりました。

▲ 撮影場所はほぼ同じと思いますが、林道から撮られたと申されています。すでに掲載しました現在の写真との写真と見比べてください。見晴らしが全く違っています。当時は前景に木々などなく見渡されています。1段目すら樹木がありません。2段目は現在では木々が生い茂り全く見えなくなっていますが当時はよく見えています。C56がバック運転で折り返しへと向かっています。3段目はほぼ同じように見えます。
湯口先輩が掲載されたと同じくらいの7両の貨車を牽引しています。当時は鉄道が唯一の輸送手段だったのですね.

DSC_2862007
クモハ73106東ウラさんとは準特急さんと中国三道嶺に同行させていただいた時にご紹介を受けたお方で、その後タイ台湾にも連れて行っていただきました。現在、開成高校鉄道研究部OB会の会長を務められておられます。

木次線 出雲坂根のスイッチバック」への4件のフィードバック

  1. クモハ73106東ウラ様
    貴重な写真をありがとうございます。うしろの山には残雪があるようで 早春なのでしょう。もちろん当時は国道のおろちループなどはなく、今では旧道となった狭くて曲がりくねった山道が三井野原に抜ける道路だったでしょう。この見晴らしの良い地点までは今回クルマでも5分はかかりましたが、日陰には雪が残る暗い山道を大変だったのではと推察します。現在は2段目は全く見えず、出雲坂根を発車する際の汽笛と駅構内の警報機の音、エンジン音で2段目を通過していることが判ります。そして急にスノーシェルターの前に姿を現わします。また今では旧道からは見晴らしがきかず、ここを定点とされている地元の方が設置して頂いたであろうトラロープをつかんで旧道から斜面を登ります。それでようやく1段目と3段目が見えます。列車を待つあいだにあたりを観察すると前面の木々が幹の低い位置で伐採されていることに気づきます。前面の木を切って頂いているので見通しが良いのですが、そうでなければどこまで登っても見えません。どなたか判りませんが地元の篤志氏に感謝です。三江線と同様この区間も風前の灯状態です。冬季は長期運休する鉄道は全国でもここだけでしょう。通常期でもタクシー連絡の日があります。豊肥線立野がどうなるのか気になりますが、全国的にも数えるほどになったスイッチバックを景観を重視する日本遺産に登録申請して「延命」を図るというのはどうでしょうか?木次鉄道部だけではどうにもならないでしょうが、豪華な瑞風を作って幹線だけを走らせて 夜は景色も何もない駅で長時間留置して時間をかせいで高い料金をぼったくるより、地方線区に乗り入れることをなぜ考えないのかと思ってしまいます。東ウラ様への御礼がとんだグチになりそうなので止めますが、湯口氏の写真とともにタイムスリップを楽しませて頂きました。ありがとうございました。

  2. ぶんしゅう様 クモハ73106東ウラ様の貴重な写真の公開ありがとうございます。カラーの退色劣化が激しいということですが、私のカビカビのカラーポジ比べてみれば状態はいいのかと思います。スキャナーのドライバーで退色補正があればそれなりに復元出来て、さらに調整を行へばカラーでよみがえると思います。カラー復元に挑戦したいと思いますので、もしよければ画像データを送っていただければと思います。話は変わりますが西村さんの意見には同感です。瑞風が山陰線を通るのであれば、三江線芸備線木次線を通ったりして陰陽連絡ジグザグ運行など面白いと思うのですが。いまコメントを書いていて思いついてのですが、貸切列車で陰陽連絡ジグザグ運行の企画はいかがでしょうか。木次線のスイッチバックの通りますし、面白いと思うのですが。実現出来るかちょっとそこが難点です。
     

  3. ぶんしゅう旅日記様、クモハ73106東ウラ様、木次線を愛する皆様
    キハ02もキハ07も、そしてC56も一応見ておりますが、貧乏学生の当時はただ数多くの蒸機の記録で機関区めぐりに専念し、この有名なスイッチバックも終に見ることもなく遠からず絶命しそうな今日この頃です。出雲坂根の段差を強調した写真はよく趣味誌で見ましたが、東ウラさんの様な三段スイッチバック全景はあまりお目にかかったことはありません。お立ち台通信のようなものがあったのでしょうか、それとも当時から有名なスポットだったのでしょうか。

  4. 西村様 どですかでん様 準特急様
    1971年3月に撮影後45年の月日を経て、初めて陽の目をみて、皆さまからのコメントを賜ることができました。ありがとうございます。この場所は、F誌などの撮影地ガイドに出ていたのか、あるいは、出雲坂根の駅から見上げて、あの林道から撮れそうだと思って行ったのか、全く記憶にありません。大学の仲間と二人だったので行けたのだと思います。一人では心細いですね。ネットで検索しましたら、ごく少数、投稿されている場所でした。
    どですかでん様
    ぶんしゅう様にお送りしたデータは圧縮しておりますので、ポジからスキャンした原データをお送りしましょうか。ぶんしゅう様にお尋ねいただければ、私のアドレスは、わかります。
    準特急様
    木次線、今度行かれるときはご連絡ください。行きましょう。遠いですね。

準特急 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

wp-puzzle.com logo

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください