京阪電鉄京津線80型

先回の京福電鉄叡山線デオ300とともに驚いた電車がこれ。
静かさと加速減速のスムーズさは、どちらも場違いな、早く言えば“もったいない”電車でした。あまり乗る機会が無いまま廃車されましたが、ポールの時代からあったのですね。なぜ他の地方鉄道に行かなかったのか不思議に思いました。
京阪電鉄京津線80型_NEW

京阪電鉄京津線80型」への1件のフィードバック

  1. ついに京津線80型の登場ですか。これが出ればコメントしない訳にはゆきません。黙っていると「寝とんのか」と罵声が飛んできそうなので、しばしお目を汚します。
    この80型の最大の特徴はやはり路面電車ばなれしたあの優美なスタイルでしょうか。淡いブルーの塗色と相俟って、旧態依然とした京津線に清新の風を吹き込んだといっても過言ではないと思います。
    性能的には最急66.7‰の勾配用に、路面電車スタイルでありながら、回生制動車であったことも省エネ車の先駆けといえましょう。惜しむらく駆動方式が吊掛けであったことですが、真偽のほどはわからないものの、プルプルさんによれば車輪径と床下高さから吊掛モーターしか入らなかったとか。おかげであの独特のモーター音を楽しむことができました。
    登場時は単車でポール集電(ホイール)でした。そのスタイルとポールのミスマッチが楽しい、まるで模型のような電車でした。ポールは後にスライダー式に変更され、2両ユニット時前後にパンタ化されました。余談ですがパンタ化で捻出されたスライダーは叡山電車へ廻り、叡電の近代化に貢献しました。
    もう時効だと思いますのでこっそり明かしますが、京都市地下鉄東西線乗入れに伴う京津線の廃止に伴い、この80型も廃車になりましたが、国内では中京圏の某大私鉄M鉄の岐阜市内線への譲渡が検討されていました。なんでも冷房車であることがポイントだったとのことでした。海外では南米の大都市地下鉄への話もあったやに聞きましたが、これはどうもアイデアだけだったようです。結局いずれも諸事情で譲渡は行われず、勿体なくも1両を残して廃車になりました。
    山科に住んでいたので随分お世話になった電車でした。

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