親子で大宮の鉄道博物館

おひさしぶりです。1988年度生の子パンダの保護者です。

南正時作品展

先日、娘がボウリングの京都府代表として全国大会に出場したので、付き添いで東京まで出かけてきました。
結果は残念ながら予選落ち。土曜日が予選、日曜日が決勝なので、フリータイムができてしまいました。
宿泊が品川だったので、京急を乗り回そうかと思ったのですが、京急ミュージアムは定員いっぱいのために入場不可。というわけで、大宮の鉄道博物館に行くことにしました。
いつもは、梅小路の博物館なので、大宮は滅多に行きません。
シミュレータやミニ電車などを体験したかったのですが、抽選制。
しかし、ことごとくハズレ。
誰でも見られるところといえば、静態保存の車両、鉄道模型ジオラマ、鉄道の歴史展示、そして写真展かといったところ。
今回は、南正時プロカメラマンによる作品展が行われていました。
中に入ると西日本編ということで、地元の関西本線の笠置や加太越え、参宮線などいわゆる天王寺局の管内の写真も出ていました。
すると「トークショー開催します」という案内が目に入り、恐れ多くも参加しました。
撮影するときは三脚を立てて構図を確認したら、ファインダーを見ずに実際の風景を目で追って、あらかじめシャッターを切ると決めている位置に車両が来たら、レリーズを押しているとか興味深い話が聞けました。

さて。その中で気になったのがJR(国鉄)参宮線の宮川橋梁。
50年前にマンガ『巨人の星』の中で沢村栄治氏の物語が出てくるシーンがあり、作者に絵を描いてもらうために出身地である宇治山田の風景、列車、墓地を撮影してこいとマンガ制作会社の社長さんから言われて出張した時のものが1枚ありました。
鉄橋をC57+客車7両の列車が走っています。オハ35系が中心の編成であり、朝夕の通勤通学列車です。本当に何の変哲もない写真です。
マンガの中で、沢村栄治氏が出征するシーンを描く必要があり、参宮線の宮川橋梁ならば、伊勢から去って行くということが表現できようかというということだったのでしょう。マンガを描くだけでも、現地取材をこれだけしているのかというのもあらためて驚きました。
今はキハ25系が2両で走っているローカル線。半世紀前はこれだけの賑わいがあったのかと思いました。
マンガの取材とは言え、今となっては貴重な記録。

「宮川橋梁」といえば、近鉄の方は何度も行ったことがあります。「ひのとり」「しまかぜ」「伊勢志摩ライナー」「アーバンライナー」と親子で撮っています。
しかし、JRの方は近鉄から歩いて15分くらい先にもかかわらず、どうせキハ25系か75系しか走っていないからと目にも留めていませんでした。お恥ずかしい限りです。

「50年後の風景」として、親子で関西本線と参宮線の撮影に行くのも悪くないかもしれません…。ただ、減便がすすんで「乗ったら撮れない」「撮ったら乗れない」というところは悩みどころでしょうか。

親子で大宮の鉄道博物館」への4件のフィードバック

  1. こぱんだの保護者 様
    ボウリング京都代表のお嬢さんと一緒に鉄博、羨ましいですネ。
    丁度同い年位の孫を思ってしまいました。
    踊りのバレーをやっている孫娘は車で30分の距離に居るのに、コロナの「おかげ」でこれまでに数回しか会えず寂しい限りです。
    鉄チャンを任ずる小生として「乗り物好き」なところを見せようと、チョット「的ズレ」の感じは有るものの、大船の懸垂型モノレールの珍しさを体験させてやろうと思っていた矢先の「コロナ騒ぎ」で、全てがオジャンの悲しさです。

    さて、鉄博の様子を貴殿の記事で知りましたが、小生は須田町にあった鉄道博物館、移転前の大阪鉄博、それが移転した?先の梅小路の鉄博しか知らず、大宮には機会がありません。
    ご報告記事によれば、どれもこれも抽選制だったとの事ですが、それは「鉄人口」が増えているからなんでしょうかネ。それとも人口の多い首都圏だからなんでしょうか?
    小生の如く「昔の人間」には鉄博にそんなに!と複雑な心境です。

    • 河様
      コメントありがとうございます。

      大宮の鉄道博物館ですが、コロナ禍の前は、
      ・シミュレータ…無料のものは行列制、有料の運転教室とE5系、SLは台帳に名前を書いてその時間に来るという予約制でした。ただ、E5系とSLはすぐに台帳が埋まってしまう感じでした。
      ・ミニ運転列車…整理券を入口付近で配っていました。これも午前中で定員いっぱいになっていました。キャンセルが多いときは、午後から再配布ということもありました。

      ただ、現在は「密」を防ぐためでしょうが、スマホに「抽選アプリ」をインストールして当選すれば、これらの施設が1回使えるという感じです。

      当選確率が入口に掲示されていましたが、E5系シミュレータは8%程度と狭き門になっていました。それ以外でもいちばん競争率が低いものでも20%程度でした。

      ちなみに、入場券はコンビニで日時指定制、JR東日本では新幹線往復+入場券のセット(日付のみ指定制)を販売という感じです。博物館では売っていませんでした。どうしても、有料のアトラクションを体験したい人のために「E5系シミュレータ体験付き入場券」と「ミニ運転列車体験付き入場券」がコンビニで売られています。しかし、当日の朝見たらどちらも売り切れでした。また、入場券は前日にはすでに朝10時は売り切れ。当日の朝見たら12時以降1時間刻みで残っていました。

      それだけ人気がある施設ではないかと思います。
      今回は、コンビニで入場券を買い、12時に入場しましたが、駅弁コーナーと食事コーナーは行列ができていました。来場者も親(場合によっては祖父母付き)+未就学児か小学校低学年という感じでした。
      なので、写真展やギャラリートークはすいていたのではないかと思います。

      ちなみに。湘南モノレールですが、私が所用で東京に行くことがあったついでに娘と乗りました。ジェットコースターのようでスリリングだという感想でした。途中の湘南藤沢で降りて、道路からモノレールを見上げるように撮影しましたが、なかなか見られないおもしろい風景だと思いました。

  2. 娘さん「楽」の時は小学生でしたが、もう高校生になられたのでしょうか?私事ですが、うちの孫は最初鉄道に興味があって梅小路や祇園にあったデゴイチに連れて行ったのですが、小学校高学年になるとすっかり離れてしまいました。子パンダさんまだお父さんと一緒に鉄をされているならもう大丈夫ですね。写真展にどんな作品出されるのか楽しみにしています。

    • 大津の86様
      現在、娘は中学校1年生です。
      中学校では、鉄道好きな男子と仲がよく、登下校で「多層立て急行列車ごっこ」をやっています。
      土曜日はたまたま学校の参観日で授業があったのですが、試合出場のためにお休み。連絡帳を届ける係が争奪戦だったとか。
      写真のネタは…。遠出ができなかったというところがヒントでしょうか。

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