青春18で巡る四国3日間(その1)

最終23時35分難波発のサザン号(別日に撮影)

(8月13日、徳島)
青春18と切り出して、いきなり看板に偽り有りですが、徳島に渡るのに「南海好きっぷ」を使って23時35分難波発最終の特急サザン号に乗ります。この好きっぷは南海電車の難波から和歌山港までと徳島フェリーを併せて2200円です。もし、これをばらばらで買うと3130円なのでお得感があります。

夜中の和歌山港。盆時期ということもあり、いつもよりは人が多い。

但し、サザンの指定席や徳島フェリーのグリーン席は別料金となるので念のため。最終のサザンの和歌山市着は0時34分なので和歌山港までの2.8キロを歩きます。和歌山港線の最終は21時24分と早いのでどうしようもありません。タクシーという選択肢もあるのですが、和歌山港発のフェリーの出港は2時40分なので急ぐ理由もなく40分かけて歩くことにします。

早朝の徳島港

フェリーでは桟敷ですぐ横になります。5時には徳島港に着くので2時間ほどの乗船時間ですが、体力を温存するためにも少しでも寝ておかねばなりません。幸い横たえるとすぐ寝れたのか、下船案内の放送で目覚めました。徳島港から徳島駅まで3キロほどありますが、早朝にはバスもタクシーもないのでまた45分ほど歩く羽目になりました。

徳島では、朝のうち6本ほど運用に就くキハ40系を撮ります。キハ40系は、高徳線と鳴門線の朝夕の運用に限定されています。夏の時期、線路端の雑草が生い茂っていることもあり、撮る場所は限られてしまいます。晴天下での光線具合から勝瑞―池谷の旧吉野川周辺で撮ることにします。ちょうど8月13日は、3年振りの阿波踊りのリアル開催の日だったこともあり、通常なら2連の列車も4連に増結していました。祭りに繰り出す乗客のために夕方以降の運用で威力を発揮するのでしょう。こうした臨時の増結となれば当然「鉄」も繰り出します。ふだん朝の運用の撮影は、誰もいないか、居ても1人~2人ですが、この日はいつもより多く数人が出ていました。それでも、各社がイベント的に走らせる「懐かしの〇〇号」や復古色列車狙いの有名撮影場所に比べると遥かに少ない数です。ここでは、キハ40系の徳島口の朝運用全列車を写真付きで掲載します。(但し、休日運休列車は除く)

徳島6時37分発高松行の316D、勝瑞にて。キハ40系は通常、平日の運用。

鳴門6時33分発桑野行の951D、勝瑞-池谷。いつもは2連。

板野6時50分発徳島行の4303D、勝瑞-池谷。

徳島7時8分発板野行の318D、勝瑞ー池谷。

鳴門7時32分発徳島行の955D、勝瑞ー池谷。これも4連は珍しい。

板野8時11分発徳島行の309D、勝瑞。

桑野8時29分発徳島行の534D、阿波富田ー徳島。

キハ40系の撮影は、牟岐線桑野を8時29分に出る534Dの徳島着9時29分でひとまず終了となります。あとは午後3時頃に次々と出庫してくる夕方以降の列車を待つことになりますが、今日は、キハ185系運用のうずしお9号を撮って、徳島線から阿波池田経由で高知に向かうことにします。

続く

 

 

青春18で巡る四国3日間(その1)」への7件のフィードバック

  1. 四国にわたるときは三宮から徳島行のバスを利用することが多いのですが、このルートも魅力的ですね。確か春の背国ツアーでもこのルートを使われた方があったと思います。ところで四国はDC王国、四国に行くのはとさ電、琴電が主な目的でしたが、春のツアーでDCの撮影を案内してもらい、多彩な車種を見てこちらの方にも興味が出てきました。

    • 大津の86様
       当方も、少し前まで四国は、琴電旧型電車が殆どでJR少しだったのですが、他を見てみると結構面白くはまってきています。デジタル青信号への投稿も、意識はしてなかったのですが四国が多くなりました。

  2. 四国にわたるときは三宮から徳島行のバスを利用することが多いのですが、このルートも魅力的ですね。確か春の背国ツアーでもこのルートを使われた方があったと思います。ところで四国はDC王国、四国に行くのはとさ電、琴電が主な目的でしたが、春のツアーでDCの撮影を案内してもらい、多彩な車種を見てこちらの方にも興味が出てきました。

  3.  ブギウギさん、お久しぶりです。写真展で台湾の力作を拝見しました。
     フェリーでの深夜移動、お疲れ様です。
     13日は久しぶりの阿波踊りが開催されたんですね!ニュースでも取り上げられ、とても盛況だったようですね。
     JR四国もかき入れ時、キハ40の4連は壮観ですね!

    • マルーン様
       台湾で撮った拙作をご覧いただけたとのこと有難うございます。キハ40系も短編成化が進み、4連でも長い方になりました。山陰線京都口で朝ラッシュには、他の一般形気動車も併せて10連で組成されていた時代からすると隔世の感があります。

  4. ちょっとすれ違いだったのですね。
    私は8/13は、第23回四国酒祭りが夏の陣として3年ぶりの開催というイベントがあったので、普通列車で多度津から阿波池田へ向かいました。坪尻駅に45年ぶりくらいで降り(特急南風すれ違い停車中)、いつものスマホで撮影するつもりが、かなりのスピードだったのか、ぶれてしまいました。
    酒祭りは1000円で5杯試飲できるということで入場券を購入すると、枡が渡され、「これは、やられてしまう」と思いきや、枡は記念品で、あとで渡された御猪口にて試飲でした。よかったような、残念なような。帰りは、特急南風に乗車、増結され5両編成のため余裕で自由席に着席、ところが、岡山付近が大雨のため南風は多度津駅で打ち切り。瀬戸大橋線がSTOPになり、多度津駅は珍しく混雑していました。
    かきいれどきに限って毎度こういう事になりますよね。
    せっかく四国にお見えになるなら、お声をかけてください。私はJR線も国鉄時代に一通り乗車して以降、香川県以外はほとんど乗車しておらず、住民ながら、逆にいろいろご教授いただければ幸いです。

    • 77-タツ様
      5月の多度津ツアーでは大変お世話になりました。
      阿波池田ですれ違いだったのですね。それは失礼しました。酒祭りいいですね。お猪口で5杯でよかったような、残念なような、絶妙の気分はよく解るような気がします。桝で5杯ならほぼ沈没しますが。このシリーズの後編(平日はなかなか進みません)でも触れますが、また四国には行きたいと思っています。その節には、何卒よろしくお願いします。
      写真は15年前の坪尻です。

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